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「アナザーラウンド」を観た

思いのほか涙してしまった…


色々人ごとじゃなさすぎてドキドキ。笑
いや、もちろんわたしは授業の前に酒を飲むようなことは断じていたしませんが。
でも飲んで教壇に立ったらどうなるかって、ちょっとだけ気になるよね。やっぱね笑

マッツ・ミケルセン!コワモテ!すき!しぶっ!
冒頭のあの哀愁。声ガラガラ。全体的に枯れすぎ!そこもまた好き。あんな先生いるよね…笑
からのラストシーンでの飛翔!
生きてるなぁ。なんだか勇気もらった。

楽しい酒、くつろぐ酒、祝い酒と様々なシーン。
緊張に酒、告白に酒、時には気付け薬。
やりすぎた酒、ハメを外し乱痴気騒ぎ、その後の痛い思い出。酒の弊害多々。
付き合いの酒、時に迎え酒、そして献杯。
わたしたちの暮らしに、こうも色濃く深く染み込んでいる嗜好品は、酒以外にはないのでは?

劇中散りばめられた偉人の名言や酒ヒストリーが
この映画をただの“のんだくれ映画”から格上げ。

「ヘミングウェイやヘールフォルトも大酒飲みながら文章書いたり演奏したりしたらしいぜ」

なんて話が『血中アルコール濃度0.05%最善実験』を始める/続ける理由を少なからず支えているのが良い。キルケゴール(哲学者)の失敗との向き合い方は

『失敗した後自分の不完全さを認めること。』

わたし個人的にも酒の思い出はとっても多くて
失敗多々。(キルケゴールの言う失敗とは、酒の話に限ったことではもちろんないでしょうが、)言葉が痛い!

お酒をフィルターにした人間ドラマ。
人生、いろんなことが起こるよね。

ま、もう一杯、飲もうや。


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