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「テルマエ・ロマエ」を観て

先日から、2週連続放送となっていた「テルマエ・ロマエ」を連続鑑賞。

※Filmarksより

すきだぁ。好きすぎる。
ちなみにⅡはお初でしたが好きすぎて困ってしまった。このくだらなさ!

いえ、この「くだらない」という言葉は賛辞なのです。この「くだらなさ」という素晴らしさ。この世に絶対的に必要な、ハッピーの素だとわたしは思っておるのです。

わたくし反省いたしました。一時期ですね、ちょっと勘違いしていた時期がありました。映画というのは、「静かなのがいいのよ」ていう幻想。

例えばヒーローが何人も出てきて結局あんたらも街破壊しとるやんけ!系は、おもろいけど、チッチッチッ。「君たちぃ、まだまだだねぇ」などと講釈を垂れるキモいおっさんみたいになっていたかもしれない。

「何気ない日常を描いた、静かな流れの中に、登場人物の心理が、見え隠れして、実は裏ではこんなストーリがあり…」ていう考察がシブいと思ってた。「静かなのがオツよ」と言わんばかりに、派手な映画を避け続けた結果、わたしの中にあるおっさんがますます育っていったと思う。

日本の映画に多い「じぃーんと系」もしくは「ずーんと系」ばかり観まくっていたのだが、ある時気づいたんだ。特にずーんとするやつ。犯罪とかのやつ。重い。怖い。耐性無くなってる。歳?年齢のせいなのか?信じられないくらい影響されすぎる自分に。

ちょっと前に一人で「狐狼の血」を見ようとして開始3分で速攻断念したという経緯がある。
あの、豚のシーンから一歩も先に進めなかった。以前は「怖いの苦手」と言う人の気持ちがわからなかったのが、最近身をもって感じてる。
オババこわいの苦手。

我が娘達も大きくなってきて、一緒に見られる映画を求めるようになったのもある。魔法使いに妖精、海賊、うさぎは喋るし…最初は例の「これらの映画は、はるか彼方の銀河系の映画だ」という思考がなかなか拭えなかった。けど先日のこの「テルマエ・ロマエ」を観てすごく笑った時思ったんだ。これこそhappyと言うやつではないか?と。

好みはあるよね。だから、
静かに考えちゃう映画もいいし。
くだらねーなと思って笑う映画もいい。
結局わたしはどっちも好きなんだ。
どっちかを否定するのは違ったな、と振り返ったんです。

で…

※買っちゃいました。


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