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最近観たホラー映画とホラー海外ドラマ

先日観たホラー映画は、娘たちが観たいとうるさかったこちら。
「青鬼」(2014)

※Filmarksより

AmazonでもFilmarksでも評価ひくっ!笑
でも個人的にいわゆるB級映画と言われるものも嫌いではありません。
なぜかこのこの「青鬼」さんがうちの子供たちは好き。オンラインゲームで有名な青鬼さんだけど…顔だけバカにでかいいこのキャラクター。

一応ラストに「ふむふむ」と思う展開が用意されていた。子供たちは青鬼さんが映画で見られたことに満足していた。


最近観たホラーその2、個人的には珍しく海外ドラマを観ました。
「ゼム」(2021)
※10話で終わる短編ということで視聴。残酷なシーン多数。注意。

※Filmarksより

黒人四人家族だし、ゼム(them)だし、これは「アス」(Us)のパクリだと思って観始めたわたしですが笑 内容は全然違う。

※Filmarksより。ほら似てる…

「ゼム」のストーリーとしては、黒人差別が色濃い1950年代だか60年代だかが舞台で、黒人一家が差別意識の強い白人ばかりの住宅街に引っ越してくるところから始まります。


一家がひたすら差別されて痛めつけられて…という痛々しい内容かと思いきや、もちろん胸糞悪いシーンも豊富ですがそれ以外のさまざまな要素もミックスされたホラードラマ。

ベースにあるのは黒人差別の怖さ。それにプラスして過去のトラウマによる精神病的怖さ、土地に染み込んだ呪い的怖さ(例えば映画「残穢」みたいな。おばけ。)など。第9話の過去に遡るシーンなんかは、「ミッドサマー」(2021)を彷彿。ポルカでも踊ってそうな可愛いドレスを着て、あんな恐ろしいことが起きる集団の怖さ。

差別やら過去のトラウマやら色々あって、母親ラッキーは(こんな悲惨な内容なのに名前がラッキー)精神的にどんどん追い詰められて行くんだけど、彼女が最後とうとう覚醒する件が好き。

これでもかと打ちのめされ、最後に対峙する相手に放った一言
「ここにいる、それが全てよ」。

もう過去の辛いことも現在の不条理も何もかもに開き直って、「でも、ここにいる。」生きて行くしかない。という力強い開き直り。

そうだよなぁ。
それでもわたしたちは、ここで生きてくんだよなぁ。
個人的に妙に心に響くラストシーンでした。

それでは。

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