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Fukaseの映画

わたしは、“セカオワ”をよく知らない。
ボーカルがFukaseっていう人で、声が可愛くて、独特の世界観のライブが繰り広げられていて…という昔きいた情報と、楽曲「RPG」。子どもと一緒によく歌ったっけ。

そのFukaseさんから目が離せない本作。
「キャラクター」(2021年)

※Filmarksより

漫画家としてひとり立ちしたい山城は、パッとしたキャラクターを描けないことが理由で、その夢に行き詰まりを感じていた。ある日、アシスタントとして働くスタジオの仕事でスケッチをしに住宅街へ出かけた山城は、一家惨殺事件の第一発見者となるのだが、その時偶然犯人も目撃してしまい…


ていう話。

凄惨な事件現場は映るけど、惨殺シーンはほとんど映ってない。それなのにハラハラするのは、ストーリーの面白さとFukaseのヤバさのせいだと思う。

Fukaseさんは声が可愛い。あの声と髪の毛で覆われた顔の印象から、童顔のイメージだった。しかし今回よく見てみたら、Fukaseさんってけっこう怖い顔なんだ。

こうやって、本職俳優業じゃない人がイイ姿をしてるのを見ると、なんだか好きになってしまう。
(リリー・フランキーとか)
(もはやリリーさんはもう俳優さんなのかもしれない。)

山城と両角、全く両極の存在に見えて実は…てところがこの映画のポイントなのかもしれないけれど。それを超えてくるFukaseの存在感。
とにかくわたしにとってこれは“Fukaseの映画”なのでした。


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