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utsubo_lab
誘惑に負けないための気づき
腐れ縁から久しぶりにLINEが来た。
こっちは忙しい時期だっていうのに、要件のわからないダルがらみ。
あと15分したらラッコさんと電話するから、返信する暇なんてない。
学生時代までは楽しく付き合えたけど、社会人になってから、特にここ2年くらいは彼女が疎ましい。
口を開けば「仕事やめたい」「彼氏にイラっとくる」なんて愚痴ばかり。
真剣に話を聞いてアドバイスしたのに、鮮やかに裏切られたことは今まで何度あったことだろう。
だから会えば一巻の終わり(=私の大事な時間とパワーが削られるだけで何も得しない)だと自分に言い聞かせて、最近はなるべく会わないようにしている。
だけど私は忘れていない。
精神年齢の幼さや、思考の浅さが目立つ彼女と会うときの、あの優越感を。
「私って凄いんじゃん」といとも簡単に思わせてくれる、彼女とのひと時を。
それは怖いことだ。
だって自分を勘違いさせるから。私の本当の姿は『くどくどと考えてメンタルを病みやすい厨二』なのだ。
むしろ彼女の方が、将来を考えすぎず感じたままに生きている。一周回って彼女の方が大人だろうとも言える。そんな見習うべき相手、積極的に会うべきなのかもしれない。
残念なことにそれは無理。
ここまで書いてきたことを踏まえても、やっぱり私と彼女ではどうしても会話が成立しないのだ。
私は君子ではない。
だからこそ危うきに近寄るべからず。
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