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小祐記 4月10日 人的資本開示についての愚痴

こんにちは、タカトラです。

本日も、藤原実資の小右記からパクったタイトル小祐記を書いていきいます。なので、ただの日記です。

さて、今日、仕事で最近、ある界隈で話題の「人的資本開示」ってやつの件で議論していたのですが、これの本質ってなんなんでしょうね。。。

正直言って、中小企業にとっては対応が難しい部分もあるし、開示したところで投資家にとって有益になる情報を出せると思えない。人材が豊富な大企業が開示する分には、確かに有益な情報になるかもしれない。上場企業って言ったって大企業だけではないですからね。売上高10億以下の企業もあるわけですし。

一律、開示義務ではなく、会社のステージで区切っても良かったのではないでしょうか。

企業価値とは、将来フリーキャッシュフローを資本コストで割引いた、割引後将来キャッシュフローと言いますが、「人的資本開示」に取組むことで企業価値の向上につながるとは思えない。

確かに、長期的に見れば、将来フリーキャッシュフローの向上につながるのかもしれないですが、直接、結び着くのかといえばそうではない気がする。結局、経営者が「人的資本開示」に力を入れるぞーっと叫んでも、従業員はやらされている感満載で、取組む事になるのではないか。

「人的資本開示」に取り組むのであれば、これに取り組むことで、将来的にどのようなメリットがあるのかを説明する責任が経営者や担当者にはあると思う。

「人的資本開示」が流行っているから、金融庁からの要望があるからという理由で取り組んでも意味がないと思う。やるからには本質を掴み、将来の企業価値向上につなげる必要があると思う。

私も、開示に関わる身として、「人的資本開示」の本質について考えて行きたいと思う。


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