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認定カードカウンセラー養成講座 修了式

2024/6/9にカードカウンセラー養成講座3期の修了式を迎えました。


この1年、毎月の講座と勉強会を受け、1か月ごとに内容の変わる宿題を毎日提出して過ごした1年。その締めくくりの修了式。

最初は講師であるみりわんさんから受講生への最後の教え。それは「自分に信頼される自分になってください」でした。

理由を並べてやらない、言っておいてやらない、返事を先延ばしにする、約束を守らない、自分のやり方でやっちゃう…そういう人に信頼を寄せることはできるだろうか。そのことを常に自分に問いかけ続けることが、自分からの信頼を得る一歩になるのだと教えていただきました。

そして、話の中で印象に残ったのが「食い下がる」こと。
時として言葉は嘘をつける。表面に出てきた言葉をそのまま受け取らず、その奥にあるものは何かを食い下がって探す。それは、1年カウンセリングを学び自分を掘り下げてきたあなた達ならきっとできるよという力強いメッセージに聞こえました。


続いて卒業生が一人ずつみりわんさんにカードカウンセリングを。私の時に出たカードはこちら

『Amo 愛』



このカードが出た瞬間「ああ…」と思った私。

このカード自体は好きなのですが、相手から出てくる言葉が漠然としたものになりやすく、掘り下げにくいカードなのです。

案の定質問が出てこず、みりわんさんのクライアント力に助けられて終了。表面に出てくるぼんやりした言葉を「そうなんですね」で済ませずその奥にあるものをクライアントと一緒に探す。

改めて、ひらめくカードはカウンセラーにとって先ほどの「食い下がる」力が試されるものなんだなと改めて思うのでした。


次は1年の締めくくりの宿題発表。「1年前の自分への手紙」を一人ずつ読み上げます。

初受講の人も再受講の人も思い思いに綴った手紙を読み上げました。

個人的な印象ですが、カウンセリングを学ぼうと思う人は何かしらの生き辛さや壁にぶつかったことのある人、そしてそこで「もうだめだ」と諦めるのではなく「どうにかしよう」と立ち上がった人たちなんじゃないかと思っています。大きな器で受け取る強さをいつも感じていました。

この1年、1人では過去の自分と向き合うことも、諦めずに人と関わり続けることもきっとできなかったと思います。自分のことで手一杯になりがちな私には、自分のことも大事にしつつ相手や周りの人のために何ができるか考えて行動する皆さんの姿が眩しく映っていました。

暖かく迎え入れてくれたこと、何事にもまっすぐな姿を見せ続けてくれたこと、1人の人として尊厳を持って接してくださったこと、本当にありがとうございました。

最後は終了証書授与。みりわんさんから一人ひとりに合わせた言葉と共に終了証書が渡されます。

私がいただいた言葉は

“あなたは認定カードカウンセラー養成講座における一年間、
妻として、母として、嫁として、娘として、
1人の社会人として全てをこなした一年でした。

誰にも気づかれず、理不尽な中よく頑張ってきましたね。

全てを守ってきた強さがあなたにはあります。
次は自分を守るための強さを探してください。“


みりわんさんは1年の中で何度も「まず自分」と仰っていました。

この講座は女性限定。女性は「母」「妻」「娘」などなどたくさんの役割を持ち、自分のことは後回しにしがち。

男尊女卑が長く続いた世の中において、あらゆる場面で「変えていかなければ」という思いは男性よりも女性の方が先に抱きやすい。

そんな女性を幸せにしたいというみりわんさんの思いが詰まった講座です。

受講中の1年間はみりわんさんのカウンセリングを自由に受けられ、私も何度もお願いしました。

中でも、自分の幼少期の救済回(と勝手に呼んでいます)では「何割自分の気持ちを言えた?」と聞かれ「…8割言えたので大丈夫です!」と言ったら「いやちゃんと10割言おう!まだだ!」と言って逃がさないでいてくれました(カウンセラーの食い下がる、を体験した瞬間でした)。

そのおかげで、今、病床の父とまっすぐ向き合えているのだと思います。

私の場合は家業で同居、実親の干渉も続いていたので「妻」「母」「嫁」「娘」のペルソナ(仮面)を付け続けているうちに自分の素顔が分からなくなっていました。これもカウンセリングを受けて気が付いたことでした。

「次は自分を守るための強さを探してください」

課題を出されているのに、自分のことをわかってくれる人がいる心強さも感じた一言。

そして、事務局のどらさんからブーケが。どらさんは資料作成や録画、時にはアドバイザーの一人として裏方の仕事をこなしてくださっていました。お菓子の中にフェイスマスクを見つけて嬉しくなったフェイスマスク大好きな私。包装の手間を感じつつ、大事にいただいています。ありがとうございました。


1年、長いようで過ぎてみればやっぱりあっという間の濃い1年。歩みの遅い私にとってはやっと少し見えてきた1年。自分の中の変化に戸惑い躓きまくりの1年。自分の1番の味方は自分、を学んだ1年でした。

生き辛さや孤独感に埋もれている人、そこから抜け出したいと思っている人にはおすすめの講座です。

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