見出し画像

私はボランティアみたいな仕事はしない😱

こんにちは。
ポンコツ母さんは元保育士です。

10月は運動会をする保育園や学校も
多いでしょうね。
子どもたちの一生懸命な姿を見ると、最近は
すぐに涙が出てしまうポンコツ母さんです😂


今日も、音声でも同じ配信をしていますので、
両手は塞がっているけど、耳は空いてるよ
って方は、利用してくださいね(^^)

今日は、以前、知り合いから言われた一言に
ついてのお話です。

保育士さんは、ギョッとする話かもしれません。

それは、
『私はボランティアみたいな仕事はしない。』
です。

😱😱😱

『どういう意味?😱』

ちょっと衝撃的な言葉じゃないですか?

そのまま受け取ると、
保育士という仕事内容を否定されたように感じる
かと思います。

なので、始めに、ギョッとするかも
とお伝えしましたが、

これ、実は、本当の意味はそういうことでは
ないんです。

この発言をした人と、私の関係性という
ところもあり、ズバッと言われたことは、
本音トークということで、
その言葉に含まれた本当の意味もしっかりと
聞いたので、
結果、なるほど〜 と納得することができた
のですが、

一見、“なんてこと言うの?😱”
と驚きますよね。


これ、とっても大事な問題に対しての言葉で、
その後もすごく考えさせられました。

長く保育や福祉の世界に勤めている方こそ、
ピンと来ないかもしれません。


………それは、収入の低さを言っています。

その人曰く、
こんなに大切で重要な仕事なのに、
それがしっかりと評価されていないと。

そして、
『そんな納得もできない、十分な収入も
得られない仕事はしない』

ということだったのです。


保育や福祉の業界って『奉仕の精神』なんて
言葉もよく使われて、それ自体は、
とても良い考え方でもあると思います。

そういった考え方が無いと、できない部分も
あったりします。

でも、それって、“奉仕”の意味とは矛盾して
しまうかもしれませんが、
収入”については別だと捉えないと、

自分自身のことが『おざなり』になって
しまいます。


もちろん、他にも、収入が伴っていないという
仕事はあるかもしれませんが、
保育や福祉の業界は、特に、目に付いたんで
しょうね。

これを読んでくださっているあなたが、
保育士さんだった場合、
この保育業界に入って、毎日、切磋琢磨して
みえるかと思いますが、
それは、あくまで『仕事』ですよね⁉

ということは、

やりがいの為だけという方や、
奉仕の精神だけでという方も、
中にはいるかもしれないけれど、

自分や家族の生活を成り立たせていく為に

という方が多いんじゃないでしょうか。
もしかしたら、一番多いのは、
その両方の目的という方かもしれませんね。


実は、私、自分自身を思い出して、そこの意識が
圧倒的に足りなかったなと思ったのですが、
手取り1☆万円の状態で、一人暮らしをしていた
事があります。

当然、毎月、ギリギリの暮らしで、
昔テレビ番組であった “1か月1万円生活”
なんてものを目指すような生活をしていました。

仕事はいっぱいいっぱいの状態でしたが、
子どもたちとの関わりで得られるやりがいで、
きっと、なんとなく保育の仕事を続けて
いたように思います。

その頃はまだ、養う必要のある人もいません
でしたし、自分ひとりの為だけに頑張っていれば
良い状態。
その後の未来が、生きていけないほどの状態に
なっても、
自分だけが、その大変さを負えば良いだけの話。

自分の生活や将来について、
しっかりと考えていなかった自分の責任。

厳しいけど当たり前で、
今思えば、それだけの話です。


でも、現実、一緒に働く保育士さんを見ていても、
必死に仕事をして、神経を擦り減らして、
真面目に頑張っている人がほとんど。


それを知っていると、頑張っているのに、
自分の生活は満足にできるレベルではなく、
我慢することも多い生活をしているというのは、
なんだか報われていないというか、

たった自分ひとりでさえも、ギリギリの生活に
なってしまうほどの仕事って、何なんでしょうか。


今になれば、
まずは、

自分がある程度満たされなきゃ!
自分が幸せにならなきゃ!

と思えてきます。
(幸せに対しての考え方は色々ありますが)


問題(私の問題)は、

『仕事』とか『収入』とかについて、どう考える
ものか、ということが、ごっそりと頭から
抜けていたこと。
収入は少ないと気付いていたものの、そんなに
重大なこととして捉えて無かったということ。


こんな事を聞いていると、ポンコツ母さんの
ポンコツっぷりが、少しずつ見えてくるかと
思いますが😂


でも、これ、保育士さんの中に、一定数、
同じような感覚の方がいるんじゃないかと
思っています。

それは、どこにいっても、大体、同じ収入、
例えば、転職情報を見ても、大きな差は無いし、
自分の周りの人たち(一緒に働く人たち)も、
同じような収入。

だから、収入が少ないと分かっていても、特に、
同僚や友達と話すことも無いし、
それが自分のいる世界の当たり前


そして、例えば、
実家で生活をさせてもらっていれば、すごく困る
事は無いし、
旦那さんなど、収入面で助け合う人がいれば、
収入が少ないことで大きく問題になることも
無い為、
収入の問題が見えにくい問題となってしまう。

女性が多く、このような状況である人が多かった…

そんな事も、長く、保育士の給料が上がらずに
きた原因かもしれません。


そして何より、キツイ仕事だけど、
やりがいも感じてしまう…

やりがいを感じられるなんて、とっても良いはず
なんですけど、
そのやりがいも、収入の問題を目立ちにくく
してしまっていたのかもしれません。

言い方が難しいのですが、収入のことに気付いて
いるけど、頭の中は、保育の仕事のことが大きく
占めてしまっていて、収入について、考える
タイミングが無いという感じでしょうか。
伝わりましたか?😅


でも、自分の為に、冷製にならないと
いけないんです。
賢くならないといけないんです。

(賢くというのは、勉強ができるとか、
そういう意味では無く、要領良くとか、
何が大切であるか見抜けるとか、自分の為に、
取捨選択をして、流されているばかりでは
いけないということです。)

私たちがしていることは『仕事』なんです。

そこをしっかりと考える必要があります。

もし、今、誰かを養わないといけない場合、
それが可能でしょうか。


そういった事が、恥ずかしながら、その知人に
ズバッと言われるまで、じっくりと真剣に
考えたことがなかったのです。


保育の世界に、色んな意味で慣れてしまって
いたんですね。

そして、
自分の収入はこんなものという、なんとなく
そんな感覚
もあったように思います。


その知人ですが、

『保育士だって、絶対に、しっかりと収入を
得られる道がある!』

と何度か言ってくれました。

今度は、その言葉を信じて、一歩一歩、
その方向に進んでいます。


ということで、今日は、

給料が安いと知りながらも、かと言って、
真剣にその問題と向き合うこともしてこなかった
現実を突きつけられたお話でした。


私みたいな、ボケっとした人は少ないかも
しれませんが、

案外、この業界の方にはある話かなと思い、
そこに気付いて欲しいなと思いました。


【違和感】のお話の時にもお伝えしましたが、

“自分に余裕があってこそ、保育の質も上げられる”

これは、時間の問題だけでなく、精神的にも、
経済的にも言える話です。


もし、過去の私のような方がいらっしゃった場合、この感覚が染み付いてしまっていると、例え、
保育の世界を離れることがあっても、後々、
イタタなことになりかねませんよ。

実際、私が、イタタな経験をすることになってしまいました😅

なので、今となっては、その知人の怖い言葉は、
すごくありがたい言葉となりました。


それでは今日は、ここで終わります。

最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました🍀


よろしければサポートをお願いします! 今後、余裕のある子育て環境を作る為の活動費に使わせていただきます!