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アニメ『ワールドトリガー3rd』第7話感想

第7話は、中間管理職よりもっと下、新人チームリーダーの悲哀と底力を感じた回でした。ヒュースの活躍を喜んでる場合じゃなかったよ…

三雲隊についておさらい

ここで主人公の三雲隊長とその仲間についておさらいをします。この話は、ざっくり言うと、異世界からの侵略者ネイバーと、防衛機関ボーダーが戦うSF物語です。異世界にはさまざまな国家があって、こちらの世界に侵攻したり、人々をさらったりしています。

ボーダーでは、隊員を育成するためチーム対抗ランク戦を行い、切磋琢磨させています。そして、A級およびB級2位までのチームから異世界への遠征部隊が選ばれます。三雲隊は、隊員チカのお兄さんと友達を探すため遠征部隊入りをめざして、ランク戦を戦っています。

三雲隊は、戦いは弱いけれど頭脳派の三雲隊長。その幼馴染のチカ。実はネイバーの遊真、オペレーターの栞さんの4人構成でした。しかし、エースの遊真が落とされると勝てない、という大きな弱点がありました。なんとしても勝ち上がりたい三雲は、捕虜となった実力派ネイバー、ヒュースを隊員に加えるという暴挙を、交渉によって上層部に認めさせたんでした。なんというタフネゴシエーターでしょう。

つまり、前回まで大活躍していたヒュースは、かつては侵略者であり敵だったのです。

機密事項が噂になったらどう対処する?

ヒュースの大活躍を受け「あいつネイバーなんじゃね?」「侵攻してきたネイバーだった、俺は見た」という噂が流れます。三雲隊長は慌てます。自分がヒュースを派手に活躍させたからこんな噂が立つことに…

さて、自分の責任で、ばれたら大変な「事実」が噂になったらどう対処したら良いのでしょうか。噂レベルだったら、上にばれないように自分でなんとかしたい。新人リーダーだったら、そう考えてもおかしくありません。

三雲隊長はどうしたか。まず、直属の上司に報告します。そして、メディア対策室長につないでもらいます。さらに、自分の責任…と殊勝なふりをしつつ、室長に対策を丸投げします。自分でなんとかしようとせず、上層部に丸投げする。ふだんこき使われている分、管理職に責任をとらせる。現代サラリーマンの理想の形ですが、なかなかできることではありません。それをやりとげた、三雲隊長15歳(!)。ブラボー。

降格したライバルと焼肉店で鉢合わせたら?

先輩のおごりで連れてきてもらった、七輪炭火焼肉店。うれしいですよね。ところが、隣のテーブルに実力上のライバルチームがいたらどうでしょう。しかも、自分の身内が原因で、降格を余儀なくされていたとしたら。逃げたくても先輩の手前、逃げられないとしたら。

という窮地に陥った三雲隊長。相手チームの二宮隊長に冷たい目で睨まれます。二宮隊長の中の人は『呪術廻戦』の両面宿儺です。まさに蛇に睨まれたカエル。

ワタシだったら、まずは牛タン塩かな。


さて、次回は針の上の焼肉からでしょうか。遠征入りをかけた最後の試合も始まるのかな。楽しみです。



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