見出し画像

SCPイベント「収容違反インシデント(収デン)」お疲れ様レポ!

史上最大の"SCP財団"オンリーイベント、その名も「収容違反インシデント」、略して「収デン」!!

1/8に行われた当イベントに参加してきました。今回は私、ponhiroが1人の参加者として、イベント内でどんな交流をしたのか、どんなものを買ったのかについてレポをお送りしたいと思います。


実はイベントに30分程遅れた

イベントは12時開場だったのですが、実は私、会場である大宮にホテルを取っていたのに、何をとち狂ったか9時に電車に乗って神奈川まで向かっていました。

というのも、神奈川のネッ友と会う約束を無理に取り付けたからなんですね。イベントの2日前に。急遽取り付けたがゆえに本当に大変な旅程になってしまった。10時頃に神奈川に着いてネッ友の方と話しつつ、たまにTwitterを見てると「大宮ついた!」とか「列並んでる!」みたいなツイートが流れてきて内心不安でした。

私は10~12時頃まで大宮にいなかったので会場がどんなだったかは分かっていないのですが、TLのつぶやきによれば、会場外はズラリと列が並び、ちょくちょく誰が誰か分かったりして、んでもって風吹いて超寒かったらしいです。私もその場に居たかった~。

収デン、入場!

12:31、会場である大宮ソニックシティに現着。既に列の並びはなく、私は1人で会場入り口を探しました。あまりにも閑散としすぎており、会場を間違えたかなと思いながら入口らしきところに行ったら、そこにはこんな看板が!

これ見て大興奮しました。こちらの看板イラストは海棠ゆたかさんによるもので、数多くのSCPオブジェクトをポップなイラストにした素晴らしいアートです。こちらからイラストを見れます。

意を決して会場に入ってすぐ…そこにはある人がいました。SCP-JPにブレイクスルーをもたらした作品、SCP-3222-JP「金玉蹴撃」の作者であり、私がSCP-JPで最も注目している方の1人、iti119さんです。彼の胸元にはTwitterのアイコンである赤い光の缶バッジがついており、すぐに気付きました。物腰柔らかい方で、軽く話をして…金玉の話したような気がします。最初がこれで良いのか?

とまぁ、なんやかんやでその場から離れ、メチャクチャかっこいい入場バンドをもらって会場へ。そこは…私が初めて見る夢のような世界でした。

会場。

SCP。SCP。ぜーんぶSCP。財団ロゴとグッズが立ち並び、沢山の人で会場が埋め尽くされている。これがオンリーイベント…!とビックリしました。何より驚きなのは、SCPを知っている人がこんなにもいるという事、そして子供も多くいたという事です。SCPってマイナージャンルじゃなかったっけ?

入口に最も近かったブースに足を進めたところ、そこはたまたまカラスウタさんの出していたブースでした。氏とはSCP-6173「芸術 - 原点」を共作した仲であり、まだ私が未熟ながらも気鋭であった時期から付き合いのある方です。可愛らしいグッズを販売していたので、迷わず購入しました。

あれやこれやと話をしていると、帳小夜さんや猫目さんなどの作者陣と出会い、また話が広がりました。自分が普段Twitterで交流している人たちと実際リアルで会って話をできるという機会はそうそうありませんから、話がとても弾みましたね。こういうネッ友の関係でありがちな「このフォロワー男性/女性だったの!?」も経験できたので満足です。

そんなこんなで。色んなブースを回っていると、自分の知らないSCPのグッズが沢山あるわけで、SCPバースの世界の広さを思い知らされます。私はほとんどSCPシリーズVI~IX、SCP-JPシリーズIII~IVなどのモダンSCPしか読んでいませんから、シリーズIなどのクラシックSCPについてはよく知らないのです(一般的には私と逆でしょうが)。なので、カインとアベルとか、キャラクタとか色々あって、自分の知らない世界がこんなにあるんだなぁと実感しました。

あと、SOYAさんやヒョロイカさんなどブース主ともお会いして話せたのでよい経験になりました。知り合いがブース出してるとどことなく嬉しいものですね。

謎のパネルと展示品

で。一通り回った後で、何やら奇妙なブースを見つけました。会場の奥に鎮座する、謎の美少女等身大パネル…

胸がおっきい。

これはいったい…?と思いながら近付くと、そのブースの主から「おお、あなたでしたか」との声が。誰だ!?と思いながら名札を見ると、そこにはインドの男の文字列が。言わずと知れたSCP作者の1人であり、謎のパネルを持ち込みし者。ビックリしましたね。SCPにこんな美少女いたっけってなりましたもん。と思ったら、提言に登場するキャラらしいです。SCP広いなぁ。

話に華を咲かせつつ、よく見るとパネル以外の展示品がある事に気付きました。それはどうやら遺影であり、明るい雰囲気の会場には似つかわしい(しかしSCPらしいダークな)形相を醸し出していました。

なんやこれって思いながら見ると…そこにはSCP-3113-JPの文字列が。

「????????」

一瞬フリーズしましたね。だってこれ、私が書いた記事なんですよ。ナンデ~?と思いながらよく見ると、これらの展示品はコウプス・コウパス、「自殺した真桑友梨佳の死体」に関するSCP連作のものでした。この連作で死亡した真桑氏の遺影と、それに関連する物品の展示だったという訳です。何ともダークすぎる。ともあれ自分の書いた記事が展示品になるなんて思ってもいなかったので、ちゃんと嬉しくて写真を撮ってもらいました。

遺影でイェイを地で行く事になるとは思わなかった。

この記事を執筆した当時はかなり疲弊していた事もあり、あまり自信のない記事だったのですが、こうやって展示品になってはじめて、執筆してよかったなと思いました。これからも邁進していきたいですね。

トリックスターとその他諸々

会場には等身大パネルの他に、もう1つ目を引く展示品がありました。それはトリックスター、芸術家である浅野暢晴さんの工芸品です。

これらの不思議な作品に関して、私は少なからず繋がりがあります。少し前にカラスウタさんとSCP-6173を執筆したと話をしましたが、この時の画像にトリックスターを使用しました。使用にあたって色々とDMをした事もあり、お世話になった義理として挨拶に伺おうと尋ねたところ、浅野氏も私のことを覚えてくださっており、色々と話を弾ませることができました。これまでの活動を通して数々の方に名を覚えてもらっている事は、本当にありがたい限りだと思っています。トリックスターガチャも引いてきました。楽しい!

その他には、SCP-1545の展示品とかエージェント・ヤマトモのコスプレを見かけました。私はよく知らないんですけど、クオリティがとんでもなく高くてビックリしましたね。こういうコスプレを見ると、SCPにも美少女キャラクタを増やして、美少女コスプレをもっと沢山見たいなぁの気持ちになりますね。美少女人事・AICの多いSCP-CNからキャラを輸入しなければ…

呪詛付箋

色々と販売ブースを回った後、別のホールではゲストによる公演が行われていたことを知りました。途中から入るのも忍びなかったので公演が1つ終わったタイミングで入ったところ、ホールの端に、いくつかのホワイトボードがある事に気付きました。

ホワイトボードには付箋がたくさん貼られており、そこには「新潟から来ました」とか、「最高に楽しいです!!」とか、「もっと記事を残せるようにがんばる!」とか、数々の参加者の自由な言葉が書かれていました。一般の参加者や作者たちの言葉が思い思いに綴られており、ああ、色んな人がこのイベントに集って楽しんでいるんだなぁと感慨深くなりました。

これは私も何か書くしかない、とはいえ長文で思いをつづるのはいかがなものか…ここは単純でわかりやすく、私が来たことさえ残せればよいな…と思索しつつ、書いたのがこれです。

お手軽呪殺付箋。あまりにも最悪すぎる。

知らない人のために説明すると、これは私の代表作であるSCP-2520-JP「玖虞攣」に関するイラストです。呪いに関するSCPであり、ありがたいことにYoutubeなど外部でとても人気のある作品です。そして私はもう1つ、SCP-2688-JP「捌縁」という呪いに関するSCPを書いているので…

お手軽呪殺付箋をもう1つ。この会場はもう終わりです。

楽しかったです。玖虞攣が有名なおかげで、こういう事をしただけで私がいるという事を示せたので、やはり色んな作品を書いてみるものですね。あとこの時期はチームコンテストというグループを組んで挑むコンテストの最中だったのですが、私のチームメンバー(iti119さん)が間に合わないと言っていたので、

とりあえず呪詛を述べておきました。玖虞攣好きな人に怒られそうではある…(作者だから許してほしい)

あと、「ponhiroどこおんねん」という付箋があったので、申し訳ない意を示すべく、

こうしました。ごめん。何にせよ、私の知っているサイトメンバーたちが「ここに来たよ!」というのを付箋に示していて、直接関わりのない人とかのも見ていてかなり嬉しい気持ちになりましたね。

アフターイベント、じゃんけん大会!

やがて終盤に差し掛かってきた頃、公演を行っていたホールでは最後のイベントが開催されようとしていました。続々と人が集まっていき、私もなんだなんだと座って待っていました。確かその時には近くにeagleさん、Tark_IOL/たきおりさん、猫目さんあたりが近くにいたと思います。たきおりさんとは初対面で、Twitterも相互フォローの関係ではないのですが、色々と話が出来て良かったです。直接的な接点のない人とでも、会えば色々話が出来る、というのがオフラインイベントの良い所ですね。

はてさて、話をしながら会場に座っていると、萌里菻(モリリン)さんがマイクを持ち、あれやこれやと場を盛り上げ始めました。何やらじゃんけん大会なるものが行われるそうで。ちょうど前日にあった前夜祭(レポはここを参照)でプチじゃんけん大会があったので、その豪華バージョンだなと思いながら「ウオオ!」ってなってました。

モリリンさんがサークル主等から提供されたアフター景品などを出して「これ欲しい人~!」と言い、大勢の人が手を挙げ、モリリンさんVSみんなでじゃんけんする。そして数名が勝ち残ると、その数名でじゃんけんして景品を勝ち取る…という流れの繰り返しで、最初は中々勝てませんでした。前日のプチじゃんけんでも一度も勝てず、やはり運が悪いのか…?と思いつつめっちゃ手を挙げてました。超疲れた。

しかしついに、東大SCPサークルのFattyAcidさんがアフター景品として提供したオンガード43(OG43)色紙が手に入るチャンスが訪れました。じゃんけんで勝ち残り、あと2人でじゃんけんするとなった時、私の前に立ちはだかったのは ――― suamaxさん。ロボトミRTAで一躍有名になった、そして私も批評依頼などで何回かお世話になった人です。

思わずアツくなり、ウォオ!と言いながら構え、メチャデカボイスで「最初はグー!!!!じゃんけんポォン!!!!」って言いながら手を出しました。結果は私の勝利。ゼハハハハ!!

超楽しかったです。suamaxさんもノリがよくて、いい人だなぁと思いながら色紙を勝ち取って戻ってきました。他の方々も祝福してくれて、いやはや嬉しかったですね。

その後にももう1回じゃんけんに勝ち、「プリプリで新鮮な唐揚げ」サークルさん(すごいサークル名だ)のキーホルダーを頂きました。

おもしろ存在と出会ってしまった

さて。じゃんけん大会も終わり、全てのプログラムが終了し、会場から人が少なくなってきたところで。私は迫る終わりに淋しく思いながらも例の付箋を眺めてて、色々な人と話していると…ある方が私の近くに。

その人は海棠ゆたかさん、サークルで数々のかわいらしいSCPグッズを販売しつつスタッフとしても活動していたすごい人です。というか恰好も凄かった。本当にモデルさんかなって思うくらいスタイルがよくてファッションも凄くて、なんか…スゲェ…ってずっと思ってました。萌えとスタイリッシュの良いとこどりをした感じの人。

元々Twitterでも交流があり、じゃんけん大会の前にも会って写真撮ったり身長比べしていたのですが(私の方が小さかったです💢)、じゃんけん大会終了後にサイトメンバー達が会場で駄弁っている中、なぜか抱っこされる流れになったんですよね。本当になんで?

靴を脱いで比べたのに、私の方が身長小さいんだが?
(出典: 海棠さんのポスト)

まぁ私も満更ではなかったので流れに身を任せつつ、"(本当にその華奢な身体で私を抱き上げられるのか…?)"と心配してたら、凄い力でがっちり身体を掴まれ、ひょいと持ち上げられました。

怪力すぎる。

いやもう、変な気持ちでしたね。「抱き上げられてる!!!」って気持ちと「抱き上げられてる!?!?」って気持ちが混ざって複雑でした。私としても人間に抱き上げられるなんて久しぶりの経験ですし、その華奢な首元と脚からは考えられないパワーを実感して面白いと怖いが混じってましたね。

その後、なんやかんや意気投合し続け、盛り上がってなぜか某ベッドの上でジャンプしてポーズをとるギャルみたいな写真を撮ることに。

はしゃぎすぎである。

もうこの時確信しましたね。「この人、おもしろ存在だ…!」と。サイトメンバーって落ち着いた方が多いのですが、私はどちらかというとイベントの場ではふざけて大爆笑したいタイプの人間なので、抱き上げられたりジャンプしたりと軽快なノリで引っ張ってくれる人の存在はとてもありがたかったです。収デンの中ではこの瞬間が一番楽しく心に残りました。海棠さんには感謝が尽きませんね…


そういうわけで、収デンそのもののレポは一旦ひと区切り。ここからは収デンアフターについてお話ししましょう。

宮崎にはないサイゼへ

会場にいた人達がそれぞれのグループに分かれてアフターに向かおうとしつつあり、私もその流れに便乗してサイゼへと行きました。

実は結構楽しみにしていたんですよ。サイゼって私の故郷、宮崎には無いんです。もちろん旅行のたびにサイゼに赴いていたのですが、それくらい私にとっては滅多に行けない場所ですから、高揚したものです。

だいたい12人ほどでサイゼへと流れ込みましたが、当然12人席なんて無いので、1テーブルを5人で囲みました。メンバーはitiさん・かるかさん・黒蜜砂糖さん・sakaponさん。たまにMikuKanekoさん(サイトスタッフ)とかも別テーブルから来てました。ベロベロ。

サイゼ、楽しいですね。収デンの時とは打って変わって落ち着いた雰囲気でしたが、沢山食べて飲んで(服薬を蹴ってワインを飲んだのは少しフォロワーから咎められましたが)、色々話せました。どの人も個性的だったもので、まぁ何とも…創作やってる人はスゲェなぁとなりつつ。

カラオケでちいかわになった

サイゼで一通り話した後、私はitiさん・かるかさん・sakaponさんと共に夜の街に向かいました。元々MONOさん(どこおんねん付箋を貼った人)と先約があったので彼やKさんという方、そしてKazumikkusuさんと合流し、カラオケに入りました。これがまた…インパクトやばかったですね~。

Kさんは歌ってる横で即興ギター(ベースかな)を披露してて度肝を抜かれましたし、MONOさんはメチャクチャにコブシのきいたぶっとい歌声で室内を震わせてました。Kazumikkusuさんやsakaponさんはしっかりメリハリのついた歌声を披露し、かるかさんはイケてる歌を綺麗に歌っていました。

何より凄かったのはitiさん。もう、ビックリするほど上手い。高音も低音もお手のもので、音楽に合わせた歌い方を高難度の曲でもやってのける。今まで聞いてきた中で一番うまくて、もうなんか隣に座ってるのが恐れ多くなりましたね。

そんな感じだったので、歌上手い人達の中に私というなんかちいさくてかわいくないやつが混じってたという状況に、「ワ……! ワ……!」になってました。今の人達はみんな歌上手いですね…

そんなこんなでカラオケを楽しみつつ、まぁ…ちょうどその日はチームコンテストの最終日だったので部屋で記事を投稿しつつ(結果は芳しく無かったですが)、アディショナルメモリー等々を歌って退出しました。

その後は駅で人と別れ、最後に集合写真を撮ったところで解散。後にはitiさん・かるかさんが残ったのですが、ちょうどその時間帯は1時19分に近かったので…

1:19にiti119さんと握手!よく知らない人には何が何だかわからない光景でしょうが、まぁ楽しかったです。夢が叶いました。

その後はやがてかるかさんとも別れ、itiさんと適当に歩きながら談笑していました。何やら宿が無かったようなので休めそうなとこまで歩き、本当は夜明けまで共に居ておきたかったのですが、次の日にはかるかさんと秋葉原巡りをしようと思っていたのであえなく断念。帰って寝る事にしました。最後にツーショを撮って解散。

…というのが私の収デンの行動でした。ホテルに帰って戦利品を確認してみると、

実は、こうやって戦利品を並べるのが夢でした。

こんな感じ。いやぁ、初めてのオンリーイベントでしたから奮発してしまいましたね。R18本も買えてホクホク。あと、カバンを漁ってると見つけたのは…

??

みかん。東大ブースを訪れた時にFattyAcidさんから頂いたみかんです。本当になんでみかんなんだろうと思いながらおいしく頂きました。

感想

マジで人生最高に楽しかったですね。一番驚いたのが、「私、ぽんひろさんのファンです」って話しかけられたことですかね。驚きすぎて狼狽えました。「いつも応援してます~」という事を言われ、嬉しさと「Twitterで変なことばっか言ってる私にファンが!?」の気持ちで汗出ましたね。あんまりうまく交流できなくて申し訳なかった。サインでも書けばよかったのだろうか…

まぁ、次の収デンで話しかけられた時はもっとうまくやればいいかという事で。上手く交流する練習でもしておきたいですね。

あと、自分が思っているよりも私を知っている人が多いという事を実感したので、もう少しちゃんとした行動を心掛けたいところです。会場内でふざけて「ぽんひろで~~~す」って名札掲げたらマジで人が話しかけて来たりして、「そんなに私を知ってる人いるの!?」の気持ちになったので、まぁ…邁進していきたいですね。もっと沢山本サイトで個性的な記事を書いて知名度をあげたり、日々インプットし、驕ることなく、言語化を怠らず、中堅の作者として多くの初学者の一助となれるよう実績を積んでいきたいです。

さて。レポはここまでにしましょう。収デン、超楽しいのでみんな行きましょう。私は誰から話しかけられても嬉しいですし、人と話すのも好きなので、次の収デンでは気軽に話しかけてくださるとありがたいです。私も皆さんから気軽に話しかけられるような姿勢を心掛けますね。具体的にはサングラスを捨てます。本当に。低身長にサングラスはよく分からない感じになると実感した。

という訳で!ここまでお読みくださりありがとうございました!また次の収デン、もしくはSCP関連イベントでお会いしましょう!

良きザイカツを!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?