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あとがきとこれから【学び直し!英会話フレーズ100】

去年の暮れからちまちまと更新してきた「学び直し!英会話フレーズ100」シリーズが先日ついに完成しました。
この記事では、Ponglishに込めた願いやら、これをやろうと思い至った経緯やら、今後の展望なんかをつらつらと書いていきたいと思います。


【First of All】

完走できてよかった〜〜〜!!!

皆様への感謝とかよりも先で申し訳ない気もするんですが、もう安堵感と達成感がすごいです。今までの人生で義務の発生しないところでの「やり切る」という経験に乏しかったもので、本当に何回嫌になったかわかりません笑。実際毎日更新と銘打っておきながら、体調不良なんかもあって途中5日くらい更新が途絶えたし。もともと92番くらいまで原稿はある程度できていたのにも関わらず、です。この辺りの経緯は次の章で少しお話しします。

その前に。

standFMおよびこのnoteにて、いいね、コメントしてくださった方々、本当にありがとうございました。
I can't thank you guys enough!!

こんな気持ちです。冗談じゃなく、やる気が出なかったり疲れてしまった時に限って、知らない誰かからのいいねのお知らせなんかがメールで届いたり、コメントで質問してくれる方が表れたりと、ずっとそっと背中を押してくれる人たちがいました。

やっぱり自分がやりたいことを応援してもらえるって力になるよなぁ…!

ものすごく当たり前ですが、これが正直な感想です。
最後の記事や、完走お知らせツイートなんかへのいいねも、仕事にスキップしながら言って"You're shining today! What happened to you?"と声をかけられるくらいには私の気持ちをあげてくれました。

何らかのリアクションをしてくれた方、楽しんでくれた方々一人一人に手書きのお手紙を書きたいくらいに感謝しています。
本当にありがとうございました。

【Why "Ponglish"?】

配信の最初に毎回言ってたじゃん、と思ってくれる方も1人くらいはいるんでしょうか。

ゆずぽんのEnglish lesson、略してPonglish!

これも嘘ではないんですが、じゃあゆずぽんの「ぽん」は何の「ぽん」なんだよ、って話なんです、実は。

10人に1人くらいが聞いてくれるのですが、私は特段ゆずぽん酢が大好物というわけではありません。
「ぽんこつ」の「ぽん」なんです。Ponglishとは、

ぽんこつ✖️English

こんな意味を込めてつけました。
なぜ私が、わざわざ英語に「ぽんこつ」を掛け合わせたのか。

英語学習の秘訣が「ぽんこつ」にあると思っているからです。

塾講師として、オンライン英会話の講師として、年齢性別目的を問わず、沢山の英語学習者さんとお話をしてきました。
そんな中で感じた事は、「みんな、正しさにこだわり過ぎている」ということ。言い換えると、「間違いを恐れ過ぎている」んです。

正しくあろうとすることは悪ではありません。けれど、間違いを恐れて、インプットだけをしていては、試験で点数は取れても、話せるようにはなりません。そもそも、「正しい英語」って何やねん!と私は思っています。言葉はコミュニケーションツール。まずは通じればいいんです。

(一度私と話したら、2度と「正しい英語」なんて日本語を言えなくしてやりますので、お気軽にお声掛けください笑)

何を隠そう私自身、英語に対してはかなりの苦手意識を抱いてきました。プロフィールにもあるように、元は大の英語嫌い。間違えるのも通じなくて恥ずかしい思いをするのも絶対嫌。そんな、典型的なタイプでした。

これらから私を解放してくれたのが、「ぽんこつ」だったのです。
ぽんこつを辞書で調べると、こんな風に書かれています。

古くなったりして壊れたり調子が悪かったりすること

辞書での意味はそうなんですけどね。

でも、ぽんこつって、響きが可愛くないですか?笑

「あの人使えないよね」
「あの人ぽんこつだよね」

ぽんこつの方が、愛がある感じがしません?

みんな、無理にぽんこつでない振りをしようと思わなくていいんです。
みんな、ぽんこつでいいんです。だから、助け合うわけだし。

英語を上達するためにも、ある程度自分のぽんこつっぷりを受け入れて、笑いに変えてしまったらきっと楽しい。
だって、外国の人が辿々しい日本語で話しかけてきた時に、揚げ足取って笑う人なんて99.9999%居ないじゃないですか。日本人が英語を話すのだって同じです。

せっかく外国語を学ぼうなんていう一大決心をしたのに、その道のりを間違いに怯えて、つらくて苦しいものにして欲しくない。
学校英語で刷り込まれた「英語のお勉強」に対するイメージをぶち壊したい。
どうせやるなら、少しでも楽しく、安心して、英語の楽しさを知ってもらいたい。

これが、私がぽんこつ英語講師ゆずぽんとしてponglish®︎を立ち上げた理由です。私も別に、「ネイティブみたいな英語」がペラペラと出てくるわけではありません。オーストラリアでも、ぽんこつなまま喋ってます。直してくれる時もあれば、結局通じないで諦められるときもあります。
でもそんなの、日本語で話してたって説明が通じない時ってあるじゃないですか。何も英語に限った話でもないんです、実は。

私は、みなさんの間違いを怒ったり、馬鹿にしたりは絶対にしません。
だって自分もぽんこつだから。私も、英語が苦手だったから。

実は、こんな願いを込めてあったんです。だから、「文法警察見逃しシリーズ」なんて言われる解説(というかぼやき)もふんだんに盛り込みました。

少しでも、読んだ人が「あーなんだ、そんな感じで大丈夫なんだ」と、ほっとしてほしいから。

【Why I started the challenge?】

さて、この章では私がこのコンテンツを始めるに至った経緯をお話ししようかと思います。

ぶっちゃけて言ってしまうと、これは、過去の挫折へのリベンジです。500%自分のためですね。ついでに7%くらい誰かのためになればいいかな、と。(数学的感性がないのがバレる…)

先にも書いたのですが、もともとこのコンテンツの枠組み自体は2年ほど前の時点で出来上がっていて、何ならstandFMでは配信もしていました。(今は古い方の収録は公開停止しています)

パンデミックにより2020年6月に予定していた留学が無期延期になり、偶然始めたのがstandFmというラジオ配信アプリでした。

1人暮らしでの緊急事態宣言、朝も夜もなくのめり混み、声を通じてたくさんの人と繋がりました。そんな中で、私に英語系のコミュニティを作ってみたらどうか、と提案してくれる人がいたのです。仕組み作りも支援してくれる、と。たかが片田舎のしがない塾講師風情には、願ってもない提案でした。いや本当に寝耳に水どころか爆睡中に熱湯レベルです。

「え、やってみたいです!!」と飛びつきました。
(この時、もともとはビビりで自信皆無の私がつっこめたのは、とある約束があったからなのですが、それはまた別の機会に)

何度かzoomで打ち合わせを重ね、緊急事態宣言が明けてからはSNSで知り合った人とリアルでも会うという初めての経験もして、始めたオンラインコミュニティ。

3ヶ月で私が潰れました。

生活を続けながら毎日コンテンツを作り、配信し、トラブルを処理するのに限界がきてしまったのです。

善意で手伝ってくれた人たちに申し訳ない。
コミュニティに参加してくれた人たちにも申し訳ない。
せっかく私を信じてくれたのに。
やりたいことだったと思ったのに。
がんばれなくてごめんなさい。
情けない、不甲斐ない、悔しい。

そんな後悔の塊が、ずっとしこりとなって心の片隅に引っかかっていました。(そして作ったコンテンツたちも消せずにPCの容量を圧迫していました笑)

オーストラリアはケアンズでワーホリ生活を始めると、周りの日本人の女の子たちから、英語学習の相談を持ちかけられるようになりました。そこで、相談の内容によっては過去自作したコンテンツたちを個人的に紹介するようになった時に、ふと思ったのです。

100まで作って供養したい!

はい、純度100%の私情です。
ついでに、今目の前で英語に苦しめられている彼女たちの力になれるならみんなハッピーだな、というくらい。

で、どうせなら退路を断つためにネットで配信しよう!
今ならケアンズでのリアルな英語情報も盛り込めるし!

とまあ、ここまで書いてみると、経緯というか、ただの思いつきですね。妹に本貸してって言われて引き出し漁ったら思いがけないものを見つけてケリをつけたくなる、みたいな。
そのくらいの気持ちで、「とにかく100本にしよう」と始めたのがきっかけです。

【An End Is A Beginning】

オーストラリアにきて、10年続けた塾での英語講師の皮も脱いで天日干して、でもやっぱり英語の相談に乗る機会はなくならなくて、何はともあれ100本英語コンテンツを配信してきました。

その上で、今の私が思うこと。

英語圏のマインドごと、英語を学んで、人生を変える手伝いがしたい。
Change people's life by teaching English.

これが今の私の夢です。これは私自身の経験に基づいています。英語を学び、認知言語という学問分野に出会い、英語の文化を知り、曲がりなりにもある程度会話が楽しめるようになりました。その上で、幾度となく実感してきたことは、

Learning a foreign language can change our way of seeing the world.
外国語学習はものの見方を変えうる。

これにつきます。固い言い方をすれば、認知ですね。各々が経験や教育を通して知らず知らず身につけている「色眼鏡」のようなものです。これは、生まれた国の文化にも大きく影響されます。

英語を学ぶということは、英語圏の「色眼鏡」を手に入れるということ。そしてそれは言い換えれば、日本の「色眼鏡が何色なのか」を外から眺めることができるようになるということです。

なんだかよくわかんないけど毎日別に楽しくない。

それは、あなたの色眼鏡が素の自分と相性が悪いからかもしれないんです。
あなたのせいじゃなくて、単純にいるところを間違えてるだけかもしれない。その「居場所」のスケールを、日本のどこか、から、地球、は大袈裟かもしれないけど、少なくとも英語圏の国々のどこか、まで拡大できるんです。

私は、英語を学んだことで、生きるのがずっと楽しくなりました。
日本で生きてきて感じた違和感も、別におかしなことでもないみたいだ、と知ることもできました。
ちょっとネガティブに聞こえるかもしれないけど、「最悪日本から逃げ出しても生きていけるんだよな、英語できるし」と、逃げ道にもなってくれました。

自分が苦手を克服して、かつ10年教えてきたからこそ、その人個人に向けて学習方法をアレンジするのも得意になりました。
どうせやるなら楽しくないと。

具体的なアナウンスはまた後日になりますが、これが今の私のやりたいことです。

Thank you for reading. Hope to see you soon.
Have a happy day with Ponglish٩( ᐛ )و!

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