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leapってなに?〜英語回りくどいね?〜

【Preface】

Hi guys!
みなさまいかがお過ごしでしょうか。旬のある話題に乗り遅れること1ヶ月。今回は、タイトルの単語についてちょっと調べたことなんかを書いていこうかと思います。

そう、もうあと3年と11ヶ月寝ないと来ない閏年について!!

【そもそも日本語でなんで閏っていうの?】

サムネとタイトルで既に答えは回収されてるんですがね、改めて。
日本での閏年は、leap yearと言います。

でもじゃあ、そもそも日本語でのこの単語ってどんな意味なん?って思いません?思うよねぇ?思わないとダメだよね、言語学徒としては。

てことで調べました。そしたらもう私の記事いらないやんってレベルのやつ出てきた😂!

「王が門の中に止まるから」というものすごく見た目通りの由来らしいです。閏の意味自体はやっぱり「余分な」とか「あまりの」って意味だそうです。まあそのまんまなのね。

【中国語でも同じ漢字使うの?】

これが意外に面白かったのでここでシェアしておきます。
実は、かなり仲良くしてる中国人のシェアメイトがいるので、中国では閏年をなんて呼ぶか聞いてみました。

回答としては、中国でも同じ漢字「閏」を使うとのこと。ただ、中国では彼の知る限り「潤」と「閏」に大きな差はなくて、どちらもabundance(豊さ)の感じだと言っていました。そして、「閏」この感じは日本と同じで閏年くらいにしか使わないそうです。確かに豊富っていうのは言い換えれば余分にもなるので、閏年との整合性は取れてますね。

面白かったのは実はここから。
この感じを発音してもらったところ、「うるう」に似ている音だったのです。辞書なんかでも訓読み(日本由来の言葉に感じを当てはめたやつ)と表記されていたので、かなり意外でした。「う゛」とでも表記するような音ではあるのですが、すごく似ていました。

ちょうどその時スタンドFMでライブをしていたので実際の発音が気になる方は10:54あたりから聞いてみてください。

今聞き直したらそこまで似てる訳でもなかったかもしれん……。まあいいか。でもこのライブでも話している通り、中国語母語話者と日中の表現の違いとかについて話すって楽しいんですよね。これからシリーズ化していく予定ですのでお楽しみに。

【leap yearとの出会い】

そもそも私がこの単語と出会ったのは、「40年分のカレンダーを買ったから」です。意味わかんないですね。

でも、サムネイルに打ち込んだ画像をちょっとじっくりみてみてほしいんです。一応ここにも貼っておきます。

40年分カレンダー

真ん中に書いてあるでしょ。

FOR 40 YRS
CALENDER
2019-2058

って。これ、外側の円盤がくるくる回せて、今の西暦と月に合わせると、ちゃんと曜日が合うようになってるんです。アサートン高原をロードトリップしていたら見つけた小さなアートギャラリーで見つけて、思わず連れ帰ってきてしまいました。

これの右側に書いてあったのです。
RED MONTH FOR LEAP YRS

で、赤い月を見るとFEBとJANしかない。てことで、これが私の「英語版閏年」との出会いです。

LEAP YEARって言うんだ〜!!へぇ〜!!
ちなみのこのギャラリーのお姉さんもこのカレンダーにleap yearがちゃんと組み込まれてることを知りませんでした。おい。

【なんでleap?てかleapってなに?】

いよいよ本題です。
英語ではなぜleap yearなのか?
leapって「余分な」って意味なのか?

そんな風に思った方もいるかもしれません。でもこれ、余分とか閏とは何の関係もないのです。

leapとは、「跳躍」を意味します。
名詞だったり動詞だったりしますが、そのニュアンスはどれも同じで、「ピョーンと飛び越える」です。この「ピョーン」と言う長さがある感じが味噌です。冗談です。でも、よかったらgoogle画像検索でleapと検索し、最初の数十個のピクサー映画のビジュアルを飛ばしてみてください。多分わかってもらえる。

さて、leapが「ピョーンと飛び越える」なら、普段の年が2月29日をleapしてるんだから、おかしくね?non-leap yearやん。

最初は私はそんな風に思いました。要は納得がいかなかったのです。
そしたら、こんな説明が。

閏年には、本来の次にくるべき曜日を”飛び越え”、曜日が2日進んでしまうから、leap dayと呼んでいる。

ちょっっっと何言ってるかわかんなかったので、調べたらこんな最高なお役立ち動画がBBCから出ていました。リスニングにも良いし、最高。

動画の方が圧倒的にわかりやすいのですが、一応文字でも説明しておきます。
通常の1年:365日
365÷7=52あまり1
つまり、1年は52週間と1日で出来ている。

となると、2023年の1月1日は日曜日、2024年の1月1日は月曜日、2025年の1月1日は火曜日になるんですね。
つまり、同じ日付の曜日は、毎年1つ前に進むことになります。

しかし、これが閏年を挟むとどうなるでしょう。
366÷7=52あまり2
になりますね。
となると。
2024年の1月1日は月曜日だったのに、2月29日が挟まっているせいで、2025年の1月1日は、火曜日ではなく水曜日になってしまうのです。

翌年の同じ日付が、月曜から水曜になって、火曜日が「跳ばされる」

だからleap yearというんだとか。

いや計算むずくね????絶対みんなそんないちいち考えてないと思うんですけど、英語圏の人は毎年決まった日付が何曜日だったかを考える文化でもあるのかしら。

【postscript】

てことで今回は1ヶ月遅れで閏年についてご紹介しました。
なんで閏年が必要なの?とかその辺の科学系のことはぜひ先ほどのBBCをみてみてくださいね。映像もわかりやすいし、英語の勉強ついでに教養も身につけられるので一石二鳥です。

leapと私が聞いて最初に思い浮かぶのは、leap into fathと言うフレーズ。
私の大好きなTHE GOOD PLACEと言うドラマシリーズに登場します。

本来、常用されているのはleap of faithと言う表現で、これは「なんとかなると信じて思い切る」みたいな、一か八か的な表現です。

ただこのドラマの中では、leap into faithが哲学書の翻訳としては適切なんだ!と熱弁するキャラクターが出てくるので私の頭の中にはこっちが先に登録されちゃってるんですよね。

この部分だけ聞くと何のドラマなん!?って感じですが、めちゃくちゃ面白いのでよかったらトレイラーだけでも見てみてくださいね。ドタバタ人間ドラマあの世系コメディです。え?わかんないって?とりあえずコメディです。個人的には翔んで埼玉系の、「スキルのある大人が真剣に茶番をやるとありえないくらい面白い」の好例の一つだと思っています。

てことで、勝手に布教したところで今日はこの辺で。

See you later.
May everyone decide to be stronger.

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