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学び直し!英会話フレーズ100📝#087 I'm good with my hands.

Hello Japan from Australia!  ケアンズからお送りしています、ゆずぽんの「学び直し英会話フレーズ100!」
ゆずぽんのイングリッシュレッスン、略してPonglish!
『塾講師10年の知識』と『現地での実体験』を組み合わせ、即戦力になるフレーズをご紹介していきますので、お楽しみに!
Let's enjoy Ponglish!

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【Review】

前回は「全然違うよ」とか、否定したいことを強調した3単語を解説しましたね。「どういたしまして」とも使えたりするやつです。
それでは言ってみましょう!

Not at all.

Would you mind ~ing...?という依頼表現に対して、了承の意を伝えるのにもこのフレーズが使えるんでしたね。
そして、英語っぽく発音するのがちょっと難しいんでした。みなさん練習しました?
この表現を使って、リンキングサウンド(単語の最後の子音と次の単語の母音を繋げて発音するやつ)にも慣れておくと、他の表現でも所々「英語っぽく」発音できるようになっていきますよ。

後半は、否定文+at allという形でもこの3単語が使える、という話もしたんでしたね。

【Today’s Phrase】

今回はいきなりクイズです!
「不器用」って、英語でなんていうんでしたっけ?

I'm all thumbs.

覚えてました?#056でご紹介しましたね。
これは結構インパクト強いから、「全部親指っていうんだったよなあ🙄」となんとなく覚えている方も多いと思います。

さて、これをわざわざクイズで答えてもらったということは、今日のフレーズは、その反対、というわけです。

I'm good with my hands.
器用だよ

日本語では、「不」という否定する漢字をつけて、「器用」の打ち消しで表現しますが、英語では
全然違う表現をするんですね。

自分の得意不得意を表現するには、be good at~が使えるのは何回かお話ししていますね。
今回のフレーズも似ていますよね。ただ、今回はatではなくwithを使います。手は「使うもの」で、得意な「対象」ではないので、前置詞を使い分けるんですね。

withの意味は日本語の「〜と一緒に」という訳よりも遥かに広いです。
確かにwithのイメージは「一緒」ですが、個人的には「伴う」の方がしっくり来ると思っています。
詳しい話は後半でしていきますね。

【withのコアって?】

ちょっとwithまみれの英文を作りましたので、訳してみてください!

The girl with long hair likes drawing with her favorite pens with her mother.

この英文にはwithが3個も使われていますね。この英文は、ネイティブから見ても特に問題はないそうです。withのキャパ広すぎる。

さて、そろそろ日本語訳をお見せします。
ちょっと英文が長めなので、塊ごとにスラッシュを入れておきました。それぞれのwithがどんな訳になっているか、参考までに見てみてくださいね。

The girl with long hair/ likes drawing/ with her faborite pens/ with her mother.
髪の長いあの女の子は/お母さんと一緒に/お気に入りのペンで/お絵描きするのが好きなんだよ。

このwithは3個とも「距離感」が違うことにお気づきですか?

①the girl with long hair:髪の長い女の子
これは体の一部に対してもwithが使えるので、ちょっと意外かもしれません。
このwith単体を日本語訳にするのは難しいですよね。だからこそ、「コアイメージ」を持っておく必要があります。
「髪の毛が女の子に伴っている」という訳です。体の一部に対してこんなふうにいうのはちょっと変な感じがしますが、これが英語のwithのイメージという訳です。

②drawing with her favorite pens: お気に入りのペンで絵を描く
ここでのwithは、「道具」を表しています。1つ目の「髪の毛」と比べると距離が離れましたが、「ペンが女の子に伴っている」というイメージは共通しています。
今日のフレーズのwith my handsは、このwithの距離感が近いような気もしますね。①にも通じるところもあります。

③with her mother:お母さんと一緒に
これが日本人にとってはもっとも一般的なwithの使い方ですね。でも、前の2つと比べると随分距離が離れました。でも、「お母さんが女の子に伴っている」のは変わらないですね。

これ以外にも、withには便利な、学習者にとってはわかりにくいことこの上ない😂使い方もあります。
そちらもいずれご紹介していきますね。

【Let's Try!】

今日のフレーズは、肯定文なり否定文なり、全員にどちらかは当てはまるはずです。今日のtryは、英訳1問、日本語訳2問です。
他の人のことにしても構わないので、ぜひ使ってみてくださいね。

①うちのお父さん器用なの。

②The boy with brown hair is good with his hands.

③Elephants are animals with big ears and a long trunk.

【Sample Answer】

今日もあなたはすばらしい!!

①My father is good with his hands.

注意するところは、my handsではなくhis handsとすることですね。この辺りが英語はいちいちめんどくさいな...😫と思ってしまう方、大丈夫です。私も同じ気持ちです。日本語にない区別を意識できるようにして、さらにそれを無意識で使えるようになるには、それは当然時間がかかります。今まで使わなかった筋肉を鍛え上げるようなものですから。

②茶髪の彼は手先が器用なんだよ。

日本語訳なので、色々と訳し方はありますが、ポイントとしては以下の2点です。
①The boy with brown hair:茶髪の男の子
②今日のフレーズ「器用」のニュアンスが入っているか

③象は耳が大きくて鼻の長い動物です。

こんなふうに、一般論に対してもwithは使うことができます。一般的な「象」を示したい場合は、複数形で表現することが多いです。
論文などの硬い表現の場合、The elephantとすることもあります。

日本語の「象は鼻が長い」という文にまつわる面白い話があるので、言葉に興味が湧いた方はぜひ見てみてください。

Today’s lesson is over. Thank you for reading!
Are you good with your hands? Actually I am, thanks to my father.
Have a happy day with Ponglish٩( ᐛ )و

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