学び直し!英会話フレーズ100📝#095 It's not my thing.
Hello Japan from Australia! ケアンズからお送りしています、ゆずぽんの「学び直し英会話フレーズ100!」
ゆずぽんのイングリッシュレッスン、略してPonglish!
『塾講師10年の知識』と『現地での実体験』を組み合わせ、即戦力になるフレーズをご紹介していきますので、お楽しみに!
Let's enjoy Ponglish!
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【Review】
前回は「見れば分かる」と、ちょっと意外な動詞を使って表現する方法をご紹介しましたね。3単語です。ぜひドヤ顔で言いましょう!
I can tell.
言えましたか?「やっぱりね」とか、「分かるよ」なんて言いたいときに使える表現でした。
後半は、四大基本話す動詞について、ざっくりとした違いをお伝えしたんでしたね。
【Today's Phrase】
それでは今日は、角を立てずにやんわり何かを断る言い方をご紹介します。私もこれはケアンズに来てから学びました。そして重宝しています。
It's not my thing.
ちょっと私の好みじゃないかな。
訳はかなりの意訳です。直訳では、「それは私のものではありません」と言っているのですが、同じ日本語でも、It's not mine.とは完全に使われる文脈も意味も変わってきます。
I found this sun glasses in the kitchen.
-Well, it's not mine. It's probably my uncle's.
キッチンでこのサングラス見つけんだけど。
ーうーん、私のじゃないわ。おじさんのかも。
mineを使った文は特になんの難しさもなく、自分の所有物か否かを話しているだけです。
一方、今日のフレーズのmy thingは、実は「所有物」の話をしているのではなく、趣味嗜好の話をしていることがほとんどです。
レストランでの実際の会話からご紹介しますね。
(C:customer、W:waitressです。)
C:Excuse me. I have a question. Where are these oysters from?
W:They are from Sydney.
C:Oh okay, it's not my thing. I'd prefer Tasmanian ones.
W:Sorry we temporarily had to change the supplier.
こんな感じ。会話の流れは掴めましたか?
C:すみません。ちょっと聞きたいんだけど、このオイスターはどこ産のもの?
W:シドニー産ですね。
C:あら、そうなのね。ちょっと私の好みじゃないのよね。タスマニア産のものが好きなんだけど。
W:申し訳ありません、一時的に供給元を変えないといけなかったんです。
牡蠣の所有者云々ではなく、シドニー産の牡蠣は口に合わないということを伝えている一幕でした。この言い方をすると、I don't like it.というよりも遥かにソフトに聞こえるそうです。「好きじゃない」というのではなく、「私向けじゃない」と感情を挟まずに表現することで、ちょっと上品な言い方になるんですね。
日本語でも、「好きじゃない」よりは「口に合わない」の方が丁寧な言い方に聞こえるのと同じような感覚だと思います。
似たような表現として、This is not for me.なんて言う人もいますよ。休憩中にお菓子を勧められたときなんかに、同僚がサラッとこう言って断っていました。
日本人の典型パターンだと、自分の好みかに関わらず受け取ってしまうことも多そうですが、こちらでは「いらないものはいらない」「口に合わないものは合わない」でいいんですよね。少なくとも私には気が楽です。
【アレンジ編】
さて、後半では、"not my thing"から応用して、なんなら英会話をユーモアのある会話にレベルアップさせるためのアレンジをご紹介します。ここから先は直訳厳禁。
全部言いたいことは"It is not my thing."と同じです。
It is not my cup of tea.
元々の表現としてはイギリスでこれが使われているそうです。個人的にイギリス英語に対しては日本で言うところの京都弁とか京都人のイメージですね(偏見ありですごめんなさい)。
オーストラリア、少なくともケアンズでこれを使うと、ちょっと気取って聞こえるんだとか。
It is not my cup of coffee.
キザっぽい「お紅茶」から、日常的に飲むコーヒーにシフトした表現ですね。ちなみにコーヒーずきのAussie(上司)に言わせると、「アメリカのコーヒーはコーヒーじゃない」そうです。薄くて飲めたもんじゃないんだとか。確かにコンビニの「コーヒーと呼ばれている甘いカフェラテ」にも、エスプレッソはもちろんダブルエスプレッソ、果てはトリプルエスプレッソもあります。
It is not my glass of beer.
さて、最後はさらにアレンジして、ビールです!飲兵衛なAussieのおっちゃんたちは、もっぱらこの表現を使うんだとか。この辺りまでくると、意味を知らないと会話についていけなくなってしまいますね。
異国から入ってきた慣用表現も、自分達にしっくりくるものにカスタマイズして、ユーモアたっぷりに使う。そんな言葉の遊び方もあるんだ、と面白がってもらえたら幸いです。
【Let's Try!】
それでは、今日も言いたいことを英語にしていきましょう!
①A:Would you like a cookie with the coffee?
B:Well,( ). Thanks anyway.
A:コーヒーとご一緒にクッキーはいかがですか?
B:うーん、あまり好みじゃないんです。でもありがとう。
②A:一緒に放課後のヨガレッスンに参加しない?
B:ヨガは守備範囲外だわ。別の機会にね!
【Sample Answer】
今日もここまで取り組んでくれてありがとうございました!
①It's not my thing/ my cup of tea.
ここでcoffeeを使っても通じるには通じるでしょうが、コーヒー頼んだ後なのでちょっと紛らわしいかもしれませんね。
②A:Why don't we join in the yoga lesson after school?
B:Yoga is not my thing. Another time!
1文目はHow about joining~?でも、Shall we join~?でも、お誘い表現ならなんでもOKです。
Today’s lesson is over. Thank you for reading!
I hope Ponglish lessons are your cups of tea!! lol
Have a happy day with Ponglish٩( ᐛ )و
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