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学び直し!英会話フレーズ100📝#061 Could you speak more slowly?

Hello Japan from Australia!  ケアンズからお送りしています、ゆずぽんの「学び直し英会話フレーズ100!」
ゆずぽんのイングリッシュレッスン、略してPonglish!
『塾講師10年の知識』と『現地での実体験』を組み合わせ、即戦力になるフレーズをご紹介していきますので、お楽しみに!
Let's enjoy Ponglish!

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【Review】

前回は「人生最高の日」という最上級を使ったフレーズをご紹介しましたね。
今日が人生最高の日だ٩( ᐛ )وって、言ってみましょう!

Today is the best day of my life.

言えましたか?これを毎日使うコツは、自分にこう問いかけることです。

What was the best thing today?
今日の一番良かったことは?

これを寝る前に考えるようにするだけでも、1日をハッピーに終えることが出来ますよ。
思い出すだけでもそのときの気持ちを思い出せるので、それをいい方にだけ使う訳です☺️

後半は、このフレーズを主語にする使い方をご紹介しましたね。ちょっと応用編で、whenを使って答える方法も解説したんでした。

【Today’s Phrase】

さて、今日も引き続き比較級を学んでいきましょう!

Could you speak more slowly?
もっとゆっくり話してもらえますか?


英語の母語話者と話すときには必須中の必須フレーズですね!
Would you~?は、#045でご紹介した依頼表現の丁寧バージョンです。助動詞を使った依頼表現は、will/canをwould/couldに変えることで丁寧な印象を与えることができます。
ただ、今日のポイントはそこではなく、more slowlyの部分です。

ここまでの記事のおさらいを簡単にしておきます。

  • 〜より…(比較級)は、erをつける

  • 〜の中で一番…(最上級)は、estをつける

  • good/well-better-best, many/much-more-mostのような不規則変化も5つほどある


こんな感じでした。
ただ、今回のフレーズでは、slowlierではなくmore slowlyとなります。
ここでのmoreは、many/muchの比較級として数/量の多さを表しているというよりは、erの化身みたいなものです。
つまり、erというパーツ(付属品)だったものが、moreという1つの単語(本体)になったイメージです。自分の右手が意志を持ってミギーになった、みたいなイメージでしょうか(多分伝わらない)

もしこの記事を読んでくださっている方に"The missing piece(邦題:僕を探しに)"という絵本を2冊目までご存知の方がいたら、「1冊目のかけらが自分で転がり出して丸になった感じ」と言えるんですけど…もしいたらぜひコメントください!

どんな単語だとmoreをつけるのか、これは後半でもお話ししますが、とりあえず「7文字以上の単語はmore/mostをつけることが多い」と考えておいてください。
英語でのおしゃべりを目的としているのであれば、このくらいのふんわりした判断で十分です。

例えば、beautifulの比較級はbeautifulerではなくmore beautifulです。
これを習った時は、「er/estなんか使うのやめて全部more/mostに統一しちゃえばいいのに😑」と思っていました。そして今も思っています笑

今日のフレーズも応用した会話例を載せますので、ご自身で訳してみてくださいね!

A:Hey! Could you walk a little more slowly?
    You walk faster than anyone else.
B:Sorry. I'll be more careful.
A:Thanks. Why don't you enjoy the beautiful scenery and talking more?  

A:ねえ!もう少しゆっくり歩いてくれる?
 誰よりも速く歩いてるよ。
B:ごめん。もっと気をつけるよ。
A:ありがとう。もっと風景とか、おしゃべりを楽しんだら?

比較級も盛り込んでみました。
than anyone elseと、比較対象を「誰も」とすることで、「一番速い」を言い換えることもできますよ。
また、最後の一文のように、moreを単体で文末に置くこともできます。
この場合はvery muchのmuchを比較級にした感じで、「もっと」と訳せばOKです。

【-er VS more】

ここでは、タイトル通りer/estとmore/mostの使い分けについてお話しします。
結論からいうと、明確な境界線はありません。I'm so sorry for that😂🙏!!

中学生には「長い単語にはmore/most」をつけるよ、と教えます。でも、何文字以上を『長い』と呼ぶかなんて、個人差がありますよね😅
一応の目安としては「6文字以上ならmore/most」なのですが、中学生レベルの語彙でも、今日のslowlyはmore/mostだけど、famousはmore/mostタイプで、prettyはer/estタイプと、ばらついています。

「長い」というあまりにもぼんやりとした説明になってしまう背景には、音節(発音される母音)の数が3音節以上であればウンヌンカンヌン…というルールもよく見かけますが、正直これも絶対ではないし、2音節の単語の判断が一番曖昧で困るのです。

この境界は、グレーゾーンというわけです。

色も言葉も人が勝手に線を引いただけ。

この画像をみて、「一色ごとに境界線を引きましょう」と言われたら、その境界線は万人で完全一致はしないですよね。

er/moreの使い分けも、こんなイメージなんです。
実際に、-er/moreどちらの形も使われている単語もあります。元はどちらかに決まっていたのでしょうが、段々どちらの形も使う人が増えてきて、どっちでもいいってことになっちゃった、なんて単語もあったりします。

なぜこんな曖昧になるかというと、「言葉も生き物」だからです。

2019年には、「ソーシャルディスタンス」なんて言う人はほぼいませんでした。それが今や、英語圏では、social distancingなんてingにまでなっているほどの浸透率です。

これと同じことで、言葉を使うのは人間です。その人間の生活が変化していきますので、当然言葉も変化していくんです。
学校文法の「英語」のイメージだと、どうしてもテストで正解/不正解があるものに見えてしまいますが、そんなに厳格では無いのです。

実は以前、theyについて似たような話をしています。
言語オタク丸出し感があって、個人的には非常に気恥ずかしいのですが、せっかく撮ったし、みてもらえたら喜びます😂


文法的なミスに注意しなければならないなら、Glammarlyのような添削ソフトを使うか、一度きちんと辞書を引いた方がいいでしょう。
英会話においてであれば、迷ったら両方言ってしまえばいいと思っています。

LINE is more common...commoner? than snapchat in Japan.
日本ではsnapchat よりLINEが一般的だよ。

こんな感じですね。日本語でも、言い直しとか意味や使い方に自信がない言葉は、こんな風に言いませんか?
そしたら、相手が正しい方を相槌で返してくれるかもしれないし。

そこでどっちがいいのか知りたければ、
which is right? って挟んで訊いてしまえばOK!これが実践型の英語の学び方ですね。

学問的に細かく分析も出来るのですが、この区別を網羅して暗記することにエネルギーを割くのは、正直コスパが悪いよなーと思うので割愛しました😅
ただ、そうやって分析してくれる人がいるから、文法のようなルールとして学ぶことができているので、いつも感謝はしていたいなと思います。

【Let's Try!】

さて、今日はちょっと本題が脱線気味、もとい、本題にも日本語訳問題を取り入れましたので、クイズは自由度高めで行こうと思います。
サボりたいわけじゃありませんよ!

moreを使った比較級で、自由に文を作ってみてください!

ヒント

無から文を考えるのは苦手な人は、以下の単語と今日の記事の例文を参考に作ってみてくださいね。

famous/popular/beautiful/simple/convenient
difficult/useful/helpful/interesting/important

Today’s lesson is over. Thank you for reading!
Talking in person is still more joyful than doing online though it is more convenient.
Have a happy day with Ponglish٩( ᐛ )و

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