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ぴえんカウンター

追い詰められた女性が多用する必殺技をご存じだろうか?そう”ぴえんカウンター”である。

ぴえんカウンターは自分の非を理詰めしてくる目の前の男に対して放たれる起死回生のカウンターパンチだ。不義理を働いた女に対して男が怒り説教をしている最中に女が突然涙を流しこう言い放つ。

「だって寂しかったんだもん」

男が詰め将棋のように一手一手丁寧に指していた手を基盤からひっくり返すパワーを持つ、まさに起死回生の必殺技である。理屈なんて必要ない、目の前の女が泣いて訴えている。この事態に男なら誰しもが持つ甲斐性や男気はハックされ、どう考えても被害者の自分が加害者のような気分になり攻めの手が止まってしまう。そうなったらもう流れは女のものだ。

「①自分がこのようなことをしてしまったのはあなたがかまってくれなかったから。どうしてそれがわからないの? ②もっと早くに私の気持ちに気づいてくれていればこんなことにはならなかった ③あなたは私を責めてばかりだけどあなたにも責任があるんじゃないの? ④あなたのそういうところ本当に大嫌い」

ぴえんカウンターからの烈火の如き4連発のコンビネーションであっという間に形勢は逆転し、気が付けば何故か男側が攻められてしまう。「4手か見事」という拳聖の声がどこかから聞こえてきそうな大逆転だ(喧嘩稼業読者以外わからないネタすみません。筆者は里見推しです)

結局女のしでかした不義理は有耶無耶になり、何故か「お互い様だよね?」というわけのわからない結論で女性への追及は幕を閉じる。このような経験をしたことのない男性はいないのではないだろうか?

このように女性のぴえんカウンターは男の罪悪感をハックする無敵の技であり、対策と慣れがなければ中々対処することが難しい。心優しく甲斐性のある男性や、女性に慣れていない非モテ男性なら尚更だ。しかしこのぴえんカウンターにしっかり対策をしておかなければ、女性と対等な関係を長期間にわたって維持することは不可能である。

女性に「こいつ相手なら何をしても涙を流して訴えればなんとかなる」と思われてしまってはお終いである。一生女の風下に立たされることになるだろう。女と健全で対等な関係を築くには男側のぴえんカウンター対策が必須なのである。

しかしこのぴえんカウンターには実は第二第三の矢も用意されており、完璧に対処するには中々に厳しい。また女性にとってあまりに便利すぎるぴえんカウンターにも副作用はある。

ぴえんカウンターを完封するためにはどうすればよいのだろうか?またぴえんカウンターを使い過ぎた時、女性に訪れる落とし穴は何なのであろうか?

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