ライン工ってどんな仕事?
ライン工という仕事を聞いたことはあるだろうか?ライン工とはベルトコンベアで流れてくる製品を組み立てたり、貨物を仕分けたりと一連のラインで作業を行う人々のこと指す言葉である。各ポジションごとに行う作業が決まっており、いかに正確に早く作業が行えるかが大切になってくる。もし自分のポジションでミスをしたり作業が遅れてしまうと、自分より後の下流のポジションの人に迷惑をかけてしまう。ライン工は独りで作業をするのであるが、各ポジションは繋がっているためチームワークも必要となってくる仕事である。
ライン工といえばあまり良い印象を持っている人は少ないように感じる。ネットでライン工について検索すると、経験者たちの『精神と時の部屋。1時間たったと思って時計を見ても10分しかたっておらず絶望した』『永遠と箱詰め作業をやり続け数を間違うとリーダーに説法される地獄』『死んだ魚の目をした作業員が黙々と作業をする人間工場』『どんなネオリベ高学歴でもライン工をすれば共産主義に目覚め資本家を打倒したくなる』などといった言葉がずらりと並ぶ。
難易度は低く誰にでも出来る簡単な仕事だが、その代わりにミスが許されない単純作業を延々と繰り返さなければならない。成長もしないし先もない。といったネガティブなイメージで語られがちなライン工であるが、それは正しい認識とは言えない。
実は一般的にイメージされる『単純作業の繰り返し』のライン作業が多いのは物流業界や食品工場などである。自動車などの精密機械を扱う工場や半導体工場でのライン作業は各ポジションごとに知識や手際の良さ、エンジニアリング的な技術が求められることが多い。
業界や会社によって様々なライン作業があり、ライン工と一括りで語ることは出来ないのである。そのため、それぞれの業界ごとに同じライン工でも向き不向きがある。今回や筆者や友人たちのライン工経験者たちの情報を元に、各業界のライン工の実態や、一体どんな人がライン工に向いているのかについて書いていこうと思う。
筆者が最初に経験したライン工は学生時代のアルバイトで務めた食品冷蔵倉庫のライン作業だ。
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