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お金使えないおじさん

お金使えないおじさんをご存知だろうか?

お金使えないおじさんとは実家ガリガリ勢として生まれ、働いて働いて貯蓄を積み上げ、中年に差し掛かる頃に安定した収入や貯蓄を手に入れたものの、お金の使い道がわからず貯蓄ばかりしているおじさんのことだ。

お金使えないおじさんたちはお金の最も優れた力が『安心と安定を与えてくれる』ことであることを知っている。お金はただそこにあるだけで人の心に余裕や安心を与えてくれるのだ。お金は使わなくても人の心から不安を取り除いてくれる力がある。

逆にお金を使うことに執着し過ぎて貯蓄が減ってしまうと、人は何かあったらどうしよう?という不安に駆られる時間が増えてしまう。その結果QOLは低下する。貯金がほとんどない生活は人の脳に見えない負荷をかけてしまう。まさに貧すれば鈍するである。

お金使えないおじさんたちは、過去の経験からお金がないしんどさを身を持っているからこそ無駄遣いを極端に嫌うのである

しかしある程度の余裕ある生活が送れるようになってからであれば、お金は適度に使った方が人生を豊かに過ごすことが出来る。ただ効率的にお金を使うには経験や知識、センスが求められてくる。お金使えないおじさんは節約や貯蓄のセンスはあれど支出のセンスは残念ながら持ち合わせていない

そんなお金使えないおじが陥りがちなのが『安物買いの銭失い』である。つい安物に手を出してしまいお金を無駄にしてしまう。百均で安さに釣られて購入するも、使い勝手が悪くタンスの肥やしにしてしまう。

筆者も実家が裕福でなかったことと、若い頃は給与が低かったこともあり、いまだに中々お金を使うことができない。何か必要なものが出てきた時は、はじめにダイソーセリアCanDoと百均を梯子してしまう癖が染みついているお金使えないおじさんである。無印〇品やニ〇リなどで購入したものとほぼ同じじゃん!というものを100均で見つけたときの絶望感が辛すぎる

いまだ自分の衣服などにはお金をかける気にはなれず、結果として全身ユニクロおじさん(靴はアシックス)になっている。アウターも3万以上出す気になれず、コスパ最強のモンベルダウンを愛用している。ノースフェイスやパタゴニアの半額ぐらいであったかダウンが購入できるモンベルはおすすめである。

ただそんな筆者も結婚して家族が増え、お金を使わざるを得ない経験を積む中で、少しずつ必要なものにはお金を出せるようになってきた。

とはいえ、一歩間違えば貧困層に転落する危険がある我々中小企業サラリーマンが、ツイッターに溢れる実家太い勢やハイスぺエリートサラリーマン、準富裕層たちのように浪費するのはあまりに分不相応である危険である。お金をかけるべきモノや経験と、そうではないものを見分けることがコスパの良い支出をするためのはじめの一歩なのだ

それでは具体的にどんな分野に限られたお金を使っていくのが良いのだろうか?

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