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ポンデベッキオnote:人生

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人生や社会、世代や地域に関する記事のまとめです。
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記事一覧

トランプはなぜ支持されるのか?

第47代米国大統領の席に座ったのはまたしてもこの男だった。 暗殺未遂事件を乗り越えた不死身の男、ドナルド・トランプだ。 ツイッターではアメリカはもちろん、日本の左派メディアからも阿鼻叫喚の声が上がっている。名だたる有名大学を卒業し、社会人になって以降も日々自己研鑽を怠らないインテリたちは口をそろえて、下品な不動産屋のオヤジがなぜこれほどまでに支持されるのかがわからない、とつぶやいている。 中には怒りをトランプ支持者へぶつける者たちもいて、「トランプ支持者はどうしようもな

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暇すぎる生活はなぜ人を狂わせるのか?

自由時間と幸福度の研究結果がツイッターで話題となっていた。ペンシルバニア大学が2万人以上の人を対象に行った研究の結果、1日の自由時間が5時間を超えると人の幸福度は低下することがわかったのである。 その結果に対してSNSでは賛否両論が巻き起こっていたが、筆者がこのニュースを見て感じたことがある。それは「やっぱりそうだよな」ということだ。 自分の時間は大切である。このことに異論がある人はいないだろう。特に今の時代はSNSや多種多様な趣味など、いつでも気軽に楽しめる娯楽で溢れて

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キャパオーバーにならずに生きていくための3つのポイント

社会人として心穏やかに生きていく上でとても重要なことがある。それが"キャパシティー管理"だ。 仕事やプライベートで自分のキャパシティー、器を超える量のタスクを抱えてしまうと、それは非常に大きなストレスになる。日々職場や家庭で不機嫌な顔をしてイライラしながら慌ただしく動いている人の多くは、自分の器を超えるタスクを背負ってしまっている可能性が高い。 毎日他人にイライラをぶつけず、ご機嫌に過ごすためには、精神や身体に変調をきたすほどのタスクを持たないことが重要である。あまりに未

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氷河期総理はロスジェネたちの夢となるか?

ついにこの時が来た。そう、社会から虐げられてきた氷河期世代が国政の主役となる時が来たのである。 世間の衝撃を与えた岸田総理の次期総裁選不出馬の意向を受けて、自民党では様々な候補者たちが次期総理になるべく総裁選参戦を表明した。 そんななかで、ひときわ注目を集める男がいる。それが小泉進次郎だ。小泉進次郎議員はあの小泉純一郎の息子である。平成を生きてきた氷河期世代の筆者は、あの時の小泉旋風を鮮明に覚えている。 『自民党を変える。日本を変える』 『聖域なき構造改革』 『改革なく

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なぜ人は推し活に夢中になるのか?

令和の日本ですっかり定着した言葉がある。それが"推し活"だ。 推し活とは自分が好きなアイドルやキャラクターなどを愛でたり応援したりする活動のことだ。アイドルや俳優、バンドなどを推す人もいれば、アニメや漫画のキャラクターを推す人もいる。 今は推し活という言葉が発明されたことで、自分が応援したい芸能人やキャラクター、スポーツ選手やバンドマンの活動を追いかけてライブやイベントに参加したり、時には投げ銭やグッズ購入を通して金銭的にもサポートする行為は、趣味や生きがいとして社会から

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30歳はもう手遅れなのか?

ツイッターをいつも通り眺めていると、一つの記事が目に入った。その内容は30歳になるまで大した人生経験を積んでこなかった自分と、周囲の人生を前に進めている友人との格差に気づいて絶望する男性の心の叫びであった。 休日は家に引きこもり、ろくに友人と会うこともなく、趣味といえばネット動画を見るだけ。そんな生活をして気が付けば30歳になってしまっていた。もう自分はもう取り返しがつかない、と書かれている。 たしかに人生は本当にあっという間である。人は25歳あたりにあると、自分の好きな

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頑張れる奴の4つの特徴

前回の記事で、30歳からでも要所さえ押さえれば人生は取り返しが聞くことを書いた。寄り道せずに努力することが出来れば、20代を無為にしてしまったとしても、満足のいく人生を送ることは可能だ。 しかし、世の中には20代のころから"頑張れる"奴らが存在する。彼らは若くしてバリバリに働いて仕事で頭角をあらわしたり、趣味の世界で結果を出して称賛を浴びたり、社会人になってすぐに結婚して30歳になるころにはすでに子供を複数人立派に育てていたりする。 20代を怠惰に浪費してしまう人と、頑張

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Fラン大学は本当に無意味なのか?

ツイッターで定期的に議論になるのが、”Fラン大学撤廃論”だ。 Fラン大学撤廃論とは『国公立大学や早慶MARCH、関関同立といった一流大学や、日東駒専や産近甲龍といったそこそこ名の知れた私立大学、それらを除く名前も知られていない大学は必要がない』といった内容だ。特に定員割れしていて名前だけ書けば受かるようなFラン大学は今すぐ潰してしまえ、と非難されている。 先日の記事に書いたが、日本ではホワイトカラー志望の人材が明らかに供給過多なのに対して、現場で働くブルーカラー職は危機的

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25歳地方実家暮らしニートはもう詰みなのか?

高校卒業後にダラダラと実家暮らしをしながらバイトを転々としていた25歳、大学で留年したり休学してふらふら遊んだ挙句に結局退学してしまった25歳、大学卒業後に就活失敗しニート生活をしている25歳…… そんな"職歴に穴をあけてしまった20代中盤の若者"は世の中に沢山いるだろう。日本では同じ職場で数年働いてからの転職であれば問題ないが、非正規雇用で職場を転々としていたり、そもそも無職だったりした地点から就職するのはとても難しい。 日本は解雇規制が強く、一度雇ってしまった正社員を

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氷河期世代は何に怯えているのか?

次期総理大臣を選ぶ自民党総裁選において、予想外の事態が起きている。それが当初飛ぶ鳥を落とす勢いであった小泉進次郎議員の失速だ。 失礼極まりないフリー記者のインタビュー事件を追い風に受け、総裁へ向けて驀進していた進次郎議員にいったい何が起きたのだろうか?失速の大きな原因の一つに挙げられるのがその政策だ。 進次郎議員の政策は解雇規制の緩和(のちにマイルドになるよう訂正はしたが)など、ネオリベラリズム、新自由主義的寄りなものが多かったのだ。それに対し、意外なほどに世間の風当たり

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日本を覆う氷河期世代の呪い

日本を静かに蝕んでいる呪いがある。それが氷河期世代の呪いだ。 氷河期世代とは25年前からおよそ10年間続いたバブル崩壊による経済不況時に社会へ出た世代のことだ。少子高齢化による人手不足により、大卒就職率が97%となった令和からは想像もできないことであるが、当時は大卒でも10人中4人が正社員として就職することができなかった時代だった。 就職に失敗した氷河期世代は、フリーターや派遣社員といった非正規雇用の道に進むしかなく、たとえ就職できた氷河期世代も、今とは比較できない過酷な

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なぜあなたの人生は辛いのか?

結論から書こう。『今がうまくいっていない』からだ。 辛く苦しい過去、不安で仕方がない未来、それらは全く関係ない。今が上手くいっていれば人は幸せだし、今が失敗続きなら人は辛いのである。 過去の積み重ねが今を形作っているので、過去は大切じゃないのか?という意見はごもっともであるが、だからと言って今不幸なのはあの時の〇〇のせいだ。あれさえなければ......などと過去を恨んでも何も解決しない。過去の行いが今を作るからこそ、今を頑張ることで未来を変えることに集中すべきなのである。

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”人たらし”は何が凄いのか?

"人たらし"という言葉をご存じだろうか? 人たらしとは出会った人々を引きつけて虜にしてしまう人間のことを指す言葉である。彼らと対面して会話をしたが最後、あっという間に好印象を植え付けられてしまう。そして深く付き合うほどに尊敬や憧れ、仲間意識や場合によっては信仰心まで持つようになっていく。人たらしとはコミュニケーション能力がカンストしている人々のことを指す言葉なのだ。 コンプライアンスの遵守、恋愛の市場化、自由化された人間関係、フラットで円滑な人付き合いが求められる現代社会

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身近に潜むやべぇ闇バイトの逃れ方

近頃よく耳にするワード、それが『闇バイト』だ。 闇バイトとは、裏社会の人間がネットやアプリでごく普通の短期アルバイトを装い募集をかけ、応募してきた人を型にはめて、強盗などの違法行為の実行犯に仕立て上げてしまう犯罪のことだ。 闇バイトの元締めは国外などに潜伏している場合も多く、彼らはネットで国内の部下に指示を出し、その部下が何も知らない素人を騙して重罪行為を犯させるのだ。警察も日増しに増える闇バイト問題に対処するため、犯罪集団の検挙に努めているが、なかなか根元から絶つことは

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