国民の生活を守りたいなら金を出せ

本日はこちらのニュース。

 財務省の財政制度等審議会は、財政規律の緩みに警鐘を鳴らす会長談話を公表しました。
財政制度等審議会・榊原定征会長:「(2020年度末の)公債残高は964兆円と、1000兆円に近付いている現実もあるわけで、これに目をそらしてはいけない」  
新型コロナウイルスの対応で今年度の国の歳出は160兆円を超え、新規の国債発行額も90兆円を上回ります。財政制度等審議会の榊原会長は、今後の財政運営について談話を公表し、国民の生命や経済社会を守ることは最優先だとしつつも、歳出の拡大は「一時的なものとすることが大原則」と財政規律の維持を訴えました。また、低金利の環境が続くことを当然視すべきではないと警鐘を鳴らしました。

またまた呆れてしまうようなニュース。

この発言がいかに愚かなものか述べていこうと思います。

カネがないと人は死ぬ


当たり前ですが、人はお金がないと食べ物を得られず、住む場所も得られず、医療も受けられず死んでしまいます。

財政規律を考慮して金を出し渋ればその分国民はダメージを受けます。

将来の日本のために財政規律を重視するんでしょうが、その代わり将来の日本人が貧乏でもいいんでしょうか。あなたの子供、孫にぼろぼろの日本を残そうとしている自覚があるんでしょうか。

財政規律の維持が日本を貧困化させた


財政規律の維持はそこまで重視するべきとは思いません。

財政規律を維持するということは政府支出を減らす、税金を増やすということになります。

しかしその結果、景気は落ちこみこの20年で経済成長率はほぼ0。

実質賃金は下がり続け、国民は貧困化。

生活が苦しくなっている人が増える中で一部の運のよかった成功者が自己責任と切り捨てる。

どう考えてもおかしい社会が出来上がっているんです。

その大本は政府が財政規律を維持し、国民にお金を回さずにむしりとり続けたからです。

財務省と対等にバトルできる政治権力を


財務省による「国の借金」「国民一人当たり何百万の借金」というプロバガンダのせいで多くの国民が「日本には多額の借金がある」「日本はこれ以上お金を使ってはいけない」という勘違いをするようになってしまいました。

国が金を出せないなら民営化しましょう&企業の利益最大化のために非正規雇用の拡大とこういった政策によって国民の生活水準はどんどんと下がっていきました。

麻生さんは財務省が嘘を言っていることを分かっていますし、安倍さんもおそらく分かっています。なぜやらないかというと財務省に歯向かうことで何か大きなリスクがあるからでしょう。

財務省の方が総理大臣より強いといういびつな構造が出来上がっています。

そして財務省とバトルしなくても政権を維持できてしまうということも問題です。

国民の生活を守る気のない政治家は当選できないことを思い知らせることが出来なければいつまでも私たちは貧困化の一途を辿ることになります。

この流れを断ち切り豊かな生活を取り戻しましょう。

まとめ


内閣には財務省の人事権があるそうなのでいつまでも嘘の情報を垂れ流すなら首切るぞという脅しをできるとも思うんですが、そんなことしませんよね。

まともな知識を持っていてかつ国民のために政治を動かしてくれる方を増やしていくしかないですね。

財務省とバトルできる政治家が現れることを祈ります。


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