真水とは何か~経済対策は「真水で100兆円」~
昨日の記事で第二次補正予算は最低でも100兆円、真水で100兆円と言いました。
真水とは何か解説していこうと思います。
真水とは
政府が経済対策を発表すると、「事業規模10兆円」という風にその対策全体の大きさが示される。
しかし、その金額が全部経済成長率の押し上げに直接効果があるとは限らない。「GDP(付加価値)を直接増やす効果のある対策」を測る概念のことを「真水」と呼ぶ。
「真水」に厳密な定義はない。
このように述べられております。
経済に直接効果がある分(GDPを押し上げる分)を「真水」と言います。
もっとかみ砕いていうと、私たちの生活に直接支給される分です。
一律の10万円給付なんかは分かりやすいですよね。あれは真水です。
新規国債発行額と事業規模
真水かどうかを判断するには新規国債発行額をチェックするのが一番わかりやすいです。新規国債発行額とは政府が新しくお金を調達して支出する分となります。
新規国債発行額が多ければ多いほど私たちの生活は潤います。
そして注意したいのが事業規模での数字。
「事業規模100兆円」と言われても、新規国債発行額が20兆円しかなければ、私たちの生活を潤わしてくれる分は20兆円分だけです。
それ以外は今もうすでにあるお金を他から持ってきて予算を付けたり、民間がお金を借りてくれるだろう、という数字を盛り込んだりしているので直接的に豊かにはなりません。
政府は困っている人を全て助けられる
政府がなぜ、「事業規模」などというややこしい言い方をするかといえば、「お金を使いたくない」からです。
つまり、「お金を使いたくない」でも、「何かしっかりと対策しているようには見せたい」そういうよこしまな考えが「事業規模」という言い方につながっています。
これは中身のない天ぷらと言われたりしています。
まとめ
政府はありもしない「財政問題」を気にして、助けることが出来るはずの国民の生活、命を助けようとしません。
しかし、それを表立っては言えないので「事業規模」という数字で大きく見せて、国民を騙しています。
「とりあえず大きい数字を出しておけばいいだろう」と政府は私たち国民をバカにしているのです。
しかし、SNS、インターネットの発展、良心ある学者や政治家のおかげで、少しずつ真実を知る国民が増えてきました。
国民が声を上げなければなりません。
TwitterなどのSNSを通して声を上げれば、政策が変わるということが起きています。
あなたの声が大切です。
国民みんなで豊かになりましょう。
「事業規模」という数字に騙されない国民が増えることを祈ります。
いただいたサポートは就職活動の交通費などに充てようと思っています。