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無人島に持って行く3冊

地球上で一番読まれているのはたぶん聖書のような気がする。

「もし無人島に本を一冊しか持っていけないとしたら
何を持って行くか」ランキングでいつも上位にいるから
キリスト者でなくても、自分にとっては「聖書」と答える人がいて
もおかしくはない。

そのほかに二冊持って行けるとしたら、私はこの二冊にしよう
と常々思っている。一冊は何度も何度も読み返した、
山内美郷の「食卓のエッセイ」

子どもを生んだ直後、三十代の始まりに出会ったこの一冊は
私にとってのエッセイバイブルだ。

最近またアマゾンで買い直してしまった。

いつも側に置いて持ち歩くので、よくどこかに忘れてみあたらなくなる。
いつかまた引っ越す時に何冊も出てくるかもしれない。

もう一冊は上野樹里の表紙にひかれて古本屋で衝動買いして
3年ぐらいほっておいた「嘘つき。―やさしい嘘十話」

最近持ち歩いて読んでいるけど、人間というのはどうして
こんな人にのためにやさしい嘘をつけるのだろうという話を
集めていてせつない。

どうしてこの二冊なのか、、、それは私にもわからない。

ただ一つ言えるのは、この二冊は聖書と似ている。

読むほどに慕わしくなり、そして自分と何かとのつながりが
どんなに危うい物であるかを気がつかされるのだ。

サポートありがとうございます。いただいたものは、若い方達に、恩送りで還元します。