卵とセイコーマート
私は曾祖父が福井から十勝に入植した4代目の道産子。北海道大停電の9.6震災の時、セイコーマートは、いち早くおにぎりを炊き出してみんなに温かいご飯を販売してくれた。地元の企業ということもあり、その感謝はつきない。今、わたしのよくいくスーパーには卵がなくて、ダイエット中の私はお昼に食べるゆで卵が作れずに難儀していた。ふと思い立ってセイコーマートに行くと、売っていたので驚いた。
近所のセイコーマートでは店員さんが「セールではないけどいいですか?」と値段が安くなっていないことを気遣ってくれた。その日はいつもなら卵の特売をしている日なのだ。そんなそんな私は恐縮した。「買えればもうそれだけでいいのです」と答えた。
昨日、やはり買い物帰りに卵を求めて立ち寄ったセイコーマートでは、4パックしか残っていなかった。お一人様1パックの表示などしていなかったが、申しわけないので店員さんに「2つ買っていいですか?」と聞いてみた。
しかし「いいですよ」と快く応じてくれて、「どうしてここには卵があるんですか?」と聞くと、うちが仕入れているところは鳥インフルの影響受けなかったんです」と教えてくれた。
ちょっとしたことなんだけど、うれしかった。調べてみたらセイコーマート以外に、ツルハもニトリも北海道の企業だった。そういえばIKEAが、あまりにニトリが強くて進出をあきらめたんだっけ。
そんなことを思いながら幼い頃から飲んでいるメグミルクを温めて飲み、おいしさと道産子であることに感謝した。北海道をもっと元気にできないか考えたい。
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