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■サービス付き高齢者住宅に感じること 1

 札幌でも要支援や要介護に認定されていれば、安価で入居できるサービス付き高齢者住宅が増えている。いわゆる「サ高住」というのがそれだ。義母は自分のいる場所を「ホーム」というが、老人ホームのイメージが強いのでそれはやめてほしいとお願いして、その施設の名称で呼んでもらっている。

 介護付き有料老人ホームなどと何が違うかというと、その出入りは自由(決まった時間内なら)で、誰がその人の部屋に泊まってもかまわない。見守りと食事のついたマンションというかんじだろうか。もちろん介護認定されている人たちがいるのだから、デイサービスがついているサ高住もあり、介護度によっては、それなりに通常の介護施設と変わらないサービスも受けられる。

 親をそういうところにいれるということに関して、よしとせずに自宅で介護をという方も多いかもしれない。ただ足に爆弾を抱えた私は、旅行で帰ってきてすぐに極度の脱水で意識を失って床にころがった義母を抱えてソファにあげることができず、救急車を呼んだので同居は難しい。子育てをやっとすませて、身体の不調をなおしたいと願っているような人は、できれば介護と距離を置く方が望ましい気がするが、現実はなかなかそうもいかない。介護を楽しめるようになりたいと思うなら、まず自分が元気でなくてはならないように思う。

つづく

サービス付き高齢者住宅に感じること2

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