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レゴブロックを使って作品を作っています! ストーリーに満ち溢れた作品を作ります。 この…

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レゴブロックを使って作品を作っています! ストーリーに満ち溢れた作品を作ります。 このnoteでは、そのストーリーを紹介したり、ブログのように日々のレゴ活動をアップしていきます! 皆さんの生活に少しばかりの彩りをもたらせたら幸せです!

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ユウと魔法のメッセージ 最終章

最終章 魔法のメッセージ 家に着くと、イーブルが出迎えてくれた。 シグレも、人の姿に戻った途端に倒れ込んでしまった。みんなを下の階の寝床まで運び、イーブルが手をかざすとみんなの傷がすぐに癒えた。そのまま3人は深い眠りについた。 僕はイーブルにテラの花が入った巾着を渡す。 「ありがとう。これだけあれば充分だ。危険な目に遭わせてしまってすまなかった。感謝する。明日には帰れるから、母さんに旅の話をしてやってくれ。」 イーブルは巾着を持ってそのまま窓際のいつもの机のところに向かった

    • ユウと魔法のメッセージ 第3章

      第3章 キルガの襲来と兄妹の絆 即座に後ろを振り向くと、そこにはさっきまでなかった大きな船がいる。貿易船か?いつ現れた? しかしその船の見た目は明らかに、どこかの町の公な船でない。ツギハギのように色々な建築物がくっついていて、所々大きな穴が空いて中が見えたりする。船だけど船じゃないような、歪な形をしている。 僕たちは固まってただそれを見るしかなかった。船の大きな帆がゆっくりと動きだした。帆のように見えたそれは白い大きな手。骨の手だ。そのおぞましさに震え、背筋が凍りつく。伸び

      • ユウと魔法のメッセージ第2章

        第2章 家族との出会い〜いざ旅へ 「いきなり連れてきて悪かった。驚いたろう。シグレ、お茶を入れてあげておくれ。」 イーブルに言われるとすぐシグレは部屋の隅のキッチンで人数分のお茶を入れ始めた。 「いきなりだが、なぜユウをこちらに連れてきたか、話そうと思う。」そう言いながらイーブルは自分の前にイスを二脚すーっと浮かせて移動させた。僕とサダメはその椅子に腰かける。 「服はもう乾かしてある。」え?気づいたら着ていた服が乾いている。いつの間に。 「おつかいを頼みたい。」イーブルは窓

        • ユウと魔法のメッセージ

          第一章 向こうの世界へ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 轟々と身を打つ雨のなか、あなたはわたしに見つかった。深い森の中から這うように。伸びた右手に生きる希望を見た。私はあなたを家に連れ帰った。 イーブル、あなたは本当に魅力的。 誰でもよかったわけじゃないよ。本当にあなたと共にいたかった。でも、少し強引すぎたのかもしれないね。 私とあなたの子供がまだ自分を持つ前に、あなたは故郷へ帰った。あんな顔を見せられて、引き留める訳には行かない。 私とあなたの子

        ユウと魔法のメッセージ 最終章