ユウと魔法のメッセージ 最終章
最終章
魔法のメッセージ
家に着くと、イーブルが出迎えてくれた。
シグレも、人の姿に戻った途端に倒れ込んでしまった。みんなを下の階の寝床まで運び、イーブルが手をかざすとみんなの傷がすぐに癒えた。そのまま3人は深い眠りについた。
僕はイーブルにテラの花が入った巾着を渡す。
「ありがとう。これだけあれば充分だ。危険な目に遭わせてしまってすまなかった。感謝する。明日には帰れるから、母さんに旅の話をしてやってくれ。」
イーブルは巾着を持ってそのまま窓際のいつもの机のところに向かった