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手ごねハンバーグ

「手ごねハンバーグ」と聞いて今では何の違和感もない。

しかしハンバーグとはそもそも手でこねて作るものではないのか?そうだとしたらなぜ現代の人々は「手ごね」という事に価値を感じるのだろうか。

手握りおにぎりなどという言葉があれば誰でも変に感じるはずだ。

これはひとえに、「ハンバーグが手で作られることが珍しくなったから」だろう。

時代の流れと共に技術が発展し、生活は確かに便利になった。

しかし、人々はその機械的な便利さに満足しつつも、どこか寂しさを感じているのだ。

だから「手ごねハンバーグ」が食べたくなる。

手作り弁当、手打ちそばなど「手作り」が強調されるものは他にもある。

彼らはなぜ人々に人気か。1つは職人の手によって作られたものの方が美味しそう、安心できるというものがあるだろう。

しかし最も大きな理由は「気持ち」だと思う。機械が命令通りに作ったものよりも、人が心を込めて作ったものの方が遥かに価値があるのだ。

生活がどれだけ便利になっても、僕たちは「心」を忘れてはならないのである。

人が人を想うことにこそ一番の価値があるはずだ。

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