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国道106号など盛岡への道路が、著しく改善されていた件で思うこと。

久々の投稿です。

一昨日の話ですが、とある用事で雫石まで車で行ってきました。話には聞いていましたが、国道106号が現時点でかなり改善されておりました。特に川目都南間のトンネルはそのまま都南大橋を渡って、イオンモール等のある盛岡西バイパスに直結しており、宮古からのアクセスはかなり便利になった印象です。
この事業にはいったいいくら掛ったのかとか、この道路の改善によって得られる経済効果はこの事業に掛った巨額のコストに見合っているのかとか、そもそもこの地域社会は持続可能なのだろうかとか、疑問がないわけではありません。しかし作ってしまったわけですから、そこは有効に活用させていただくことになろうかと思います。
ここ数年の間、私は東京近郊に住んでいました。40歳を過ぎてからの上京を決意した理由の一つに、東京の人達は「都会の人達の稼ぎ」に依存している「地方の現状」に対してどのように考えているのか?という問いに対する答えを探りたいというのがありました。都会の人達は意外にも、私の予想を超える多くの人が、社交辞令込ではあるものの、地方を「救済」したいと考えていました。本音を言っていないのでは?という疑問は残るものの、この「意外な反応」にわたしは驚きました。
都会が地方を「救済」しなければならない「根拠」は希薄であるにもかかわらず、都会の人達は本音はともかく、表向きは地方を「救済」しようとしてくれています。非常にありがたいことです。それに対して地方の側はどう応えるべきなのでしょうか?
「都会」と「地方」の二項対立を際立たせても、不毛な「ゼロサムゲーム」になってしまうのでは、あまりに芸がなさすぎます。また「グローカル」という言葉が地方創生を牽引していくための重要な「トピック」になっていることが示す通り、地方が「グローバル」を意識することは、もはや「必須」と言えます。そんな中で我々地方に住むものはどのような「イシュー」を設定すれば良いのでしょうか?答えを出すべき問題をもっと明確に示すべきなのかもしれませんね。

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