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【市況】日銀会合前の参議院の財政金融委員会にも注意が必要だった

アメリカの利下げ時期をめぐる報道が続き円高に動いていた状況
次に注目されるのは円高に動いたことでマイナス金利を解除しなくてもいい状況で日銀会合がどのような判断をするのか?だった
市場としても明らかに日銀会合を意識した動きで🇺🇸の利下げを織り込み円高に動いても大きい値動きにはなっていなかった
そんな矢先2023年12月7日(木)に植田総裁が参議院での財政金融委員会で以下のようなサプライズ的な発言をしたことで一気に大きく円高に動くことになった
「現時点では、物価安定の目標の持続的安定的な実現を十分な確度をもって見通せる状況には至っておらず、今後、賃金と物価の好循環が強まっていくか注視していくことが重要だ」
「粘り強く金融緩和を継続することで経済活動を支え、賃金が上昇しやすい環境を整えていく方針だ」
「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになると思っている」
おなじみの発言もあるのだけど最後のチャレンジングになる。との発言が12月日銀会合でマイナス金利解除の可能性を示唆しているととらえられた

総裁発言後から15分足

発言を受けて後場から円高が進み最終的に約5円動くことになった

次から気を付けること

①植田総裁は日銀会合前になにかしらの情報を出してくる
②夜中2時頃(欧州の引け時間)に日経新聞を使って出してくるパターンもある
③情報の確度とは関係なく為替は極端に動く
④一気に動きがることでLCを巻き込んで一辺倒に動きやすい

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