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東京マラソンの勝負シューズ

東京マラソンまで3週間前となった2月中旬。トラック練習もロング走も順調に消化してきて、LTの余裕度も長距離への適応も高められていた中で一番の関心事項になってきたのは当日の勝負シューズをどうしようか?というテーマでした。

過去2回走ったマラソンはNIKEヴェイパーフライネクスト%という定番の選択をしました。厚底カーボンってなんかカッコいいよな!という動機もあって2020年4月からランニングを始めた自分にとって、VFN%はまさに憧れのシューズ。
一方で、世間から言われるような「カーボンプレートとZoomXからくるスゴい反発力でどんどん進む」といった感覚は正直なところ感じられていませんでしたし、シュータンが足の甲に当たる感じがどうしても気になっていたのが実状でした。

初マラソンだった東京2021はVFN%で出走

アシックスラン東京丸の内でレンタルしたメタスピードスカイの方が遥かに反発も推進力も感じられた経験もあり、本当にVFN%が自分にとっての正解なのだろうか?と迷っていたときに、リーニン飞电2.0 ELITEを履ける機会を頂け、NIKE以外という選択肢が(自分にとっては初めて)浮上してきました。

足入れしただけで好感触が伝わってきました

リーニン飞电2.0 ELITE

リーニンについての詳しい解説はSushimanさんのnoteやhighさんのブログに譲って、実際にMペース30kmとTペース走でトライアルした感想を書きたいと思います。

Mペース30km走

儀式的な意味合いの方が強い気がしているフルマラソン3週間前のMペース30km。今回の目標タイムは2時間48分台での初サブ50なのでペースは4’00”/kmに設定。このまま35km走っても余裕度は落ちないな、これならMペースよりかなり抑えたペースだなと思えるくらいの状態で予定の30kmを走り切れました。
練習会で神ペーサーに着かせてもらったことの効果も大きかったですが、それでもアップダウンのある駒沢公園でキロ4をジョグ寄りのEペースだと感じられたのは、エネルギーリターン効率がとても高いシューズの効果も大きかったと思います。Mペースのギリギリラインを狙おうとするとVFN%2なら3’57”かな?と考えていたのが、飞电2.0 ELITEならキロ4秒前後速めても大丈夫かも?という印象でした。

シューズフリークなランナーさんと

Tペース3.2km×2

さらに立て続けにトラックでのLTインターバルに投入してみました。設定は各周88秒(3’40”/km)。Mペース付近での30km走から中2日しか無かったにも関わらず、本当に気持ちよく走れて、3200m×2本とも全く無理することなく設定よりキロ2〜3秒速くこなすことができました。

VFN%2との比較テスト

このトラック練習ではVFN%2との比較テストもしています。

VFN%2への履き替えと出来るだけフェアな条件にするために、たっぷり10分間のレストを取って、同じTペース3200mをやりました。が、自分のフォームやピッチとのハマりは明らかに飞电2.0 ELITEの方がよく、かなり努力感を上げてなんとか設定通りの3’40”/kmジャストでクリアするのが精一杯でした。

感じ方は人によってかなり違うとは思いますが、自分にとってはやはりキロ4秒前後の差を感じています。

なぜここまでの差を感じられるのか?リーニンに搭載されているコブテクノロジーが最後の蹴り出しの力を地面にしっかりと伝えてくれていたり、拇指球まで踏みやすくなったりで、同じ出力感でもその分だけエネルギーリターン効率が高められているからだと自分なりに受け止めています。
また、VFN%2ではZoomX素材がかなり薄いところで接地して、そのまま踏み込むこともしていないためなのかカーボンプレートの反発も貰えず、アウトソールの削れ方を見ても拇指球まで使えていなかったことが分かりました。(これはシューズの問題ではなく、自分の走り方との相性の問題です)

また、VFN%、VFN%2のどちらにも共通して感じていたシュータンの当たりが、その部分がしなやかなフライニットになっている飞电2.0 ELITEにはなく、その点でもかなり好印象になっています。

選ばれたのは…

リーニン飞电2.0 ELITEでした!
東京マラソン2023では初サブ50での自己ベストをしっかりと叩き出します!

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