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11.運命力の存在を知る

※これは、6.直感力を磨き続ける |ぽん (note.com)と深く関わり、表裏となる内容です。あわせてお読みください。


今、あなたが社会的・肉体的・精神的にとても追い詰められていて、死にたいほどに苦しい立場にあるとします。

それは、あなたが、今までの人生のどこかで「過ちを犯した」から、そういう状況に陥ったのでしょうか?

過去のどこかで間違いを犯さなければ、回避できたのでしょうか?


私は、少し違う、と思っています。

全部、ではなく、少し、違う。


私は、「運命」を信じています。

正確には、「運命力」という「力」を信じています。


自分の記憶を、思い出せる限りでいいので、一番古いところまで遡って思い出してみてください。

幼少時代、、、学生時代、、、 かなり頑張らないと思い出せないかもしれない。頑張って、断片だけでもいいので、一生懸命思い出してください。


世界の宇宙の地球の中の、日本の中の、何県の中の、どこかの病院で、父と母の遺伝子情報を受け継いで、世界で唯一の存在として、生まれる。

生まれてから、その生まれた地域の、どこかの家の中で、五感を通して得られる何かしらのものを感じて、育つ。

何か楽しい事を体験し、そちらの方向に進む。

何か苦しいことがあったとき、それがトラウマとなり、その後、同じようなことが起きるたび、同じ方向に進むようになる。

好きな人の影響を受け、苦手な人の影響も受け、好きなモノを手に入れ、嫌いなモノは遠ざける。


それらの過去の体験と、遺伝子的な特徴が絡み合い、一つ一つが山のように積み重なって、今の自分の「性格」が形成されている。


だから、自分にとって重大な選択を迫られたとき、自分は、その選択を選んでしまう。


それは、自分の意志のように見えて、実のところ、自分の意志ではない。


そうなる運命であった。


私は、そう感じています。


過去の運命は、もう変えることはできません。

どれだけ苦しかろうと、すべて受け入れるしかない。

もし罪を犯したのならば、それは償わなくてはならない。


ですが、今から未来に続く運命の道は、少しだけ変えることが出来る。


たしかに、遺伝子的な要素だけによってもたらされる運命は、どうやっても変えることが出来ないでしょう。

生まれつきの難病で、短命の運命を背負って生まれてきた方が、どれだけご自身で努力をされても、その命を長寿の運命に変えることは出来ないと思います。


それでも、後天的な、環境依存によって生まれた運命の道は、自分自身がその「存在」に気づくことで、少しだけ変えることが出来る。

「何か」の欲に負けてしまう自分。

「何か」のトラウマで、そこから逃げてしまう自分。

その「何か」が、「何であるか」を正確に見極め、それを変化させることが出来れば、自分の未来に続く運命は、少しだけ変化する。


その、変化させる力を、私は「運命力」と呼んでいます。

完全な「運」ではない。自らで掴み取れる「力」であると。


もし運命を変化させなければ、また同じような分岐点が訪れた時、また同じような選択をして、また同じようなマイナスの道に進むことになる。

プラスの道に進む「運命」は、放っておいてもいい。

マイナスの道に進む「運命」は、自分自身の力で、少しだけでもいいので、変化させてみてください。

その為には、今現在や、先の未来の事だけ見るのでなく、一番古い過去から今に至る道を見つめ直す事も、時には必要ではないかと、私は考えています。

「過去を振り返らない」のは、「過去をすべて振り返った後」にすべきです。

次回の予定は未定です。気長にお待ちください。↓

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