INFJとSeの向き合い方
1年程前に書いた上記の記事で私はSeが苦手だと話したのですが、30代も半ばに差し掛かり、ようやくSeとの向き合い方が自分なりに理解できたように思います。
個人的な感覚としては、INFJにとってSeは尊敬と軽蔑が入り混じった複雑な存在(すごーく仲良くなりたいけど距離感が掴めない的な)だと感じています。
私自身はSeに対して憧れが強く、Seが要求されそうな行為(スポーツ、アート、DIY、料理など)をする時に異様にハードルを上げてしまうことが多々ありました。
例えば絵を描く場合なら、せっかく描くならプロ級の画力が欲しいと考え、そこにNiが相まって画力がプロ級になった時の自分像が勝手に先行して妄想にふけってしまいます。
そして、理想の自分とへっぽこの自分を比べて勝手に落胆して途中で諦めるパターンがお決まりに…。これはスポーツや料理など全てに共通しています。
こんなことを繰り返しているうちに負の感情が芽生えてきて次第にSeを拒絶するようなりました。
ですがSeって不思議なモノで、遠ざけたら遠ざけたで無性に恋しくなるんですよねw
私の場合は好きな絵柄の漫画を読むと(自分もこんな絵が描きたい…!)と刺激されることが多々あります。
そんな感じで個人差はあれどINFJにとってSeは人生のあらゆる場面で悩みを吹きかけてくると思うのですが、最近になってようやくSeとの適切な距離感が掴めるようになってきました。
今までの私は”絵が上手くなりたいから描く”という気持ちを強く持っていました。これは結果が先行してプロセスが後から付いてくるINFJの思考パターン(Ni⇒Se)と同じです。
ですが最近になって”結果なんか関係ない。今、絵を描いていることが楽しいんだ”と(Se⇒Ni)の思考パターンが理解できるようになって、すぅーっと気持ちが楽になりました。
好きなことをするのに理由は要らない。絵が上手かろうが下手っぴだろうが好きなら描いたらいい。
こんな当たり前のことに何で今まで気付かなかったんだろうと今更ながら思います。それと同時に、ESTPやESFP、ISTPやISFPの”今を大事にする生き方”が深い部分まで分かったような気もしました。
INFJは未来に関心がありそれが他のタイプにはない強みでもなりますが、結局は今の積み重ねが未来なのだということも同時に忘れてはいけないなぁと、この記事を書きながら改めて思っています。
これから先、私が超一流の絵描きになることはないと思います。でもそれでいい。上手いとか下手とかの概念を放り出して、絵を描く時間を楽しむことができたら、それだけで人生も楽しくなるから。
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