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無題

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詩のような何かをまとめたものです。
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Amy

ふと有象無象を思ふ
君と私が同じフレームに映り
横並びで歩けたら

目が覚めれば淋しさのみノコる。

届かずに

目の奥からの疲労
気づかないふりをして
小さな枠に収まる君を焼き付ける

愛も変わらず。

へん

人って
自分の顔は第三者視点でしか見れないし
自分の声はよくわからないまま

そうやって
本当の自分を知らないままで

ところで

ただ、憧れを可視化して
直に触れさせ
儚いきみを

実際は何処にでもいるあなたかもしれない。

ひかり

ただ、美しさだけを帯びた「 あれ 」を
私の中に手招いても
飛び散って放たれる

いつか感覚として得れるものなのか。

ていぎ

ただ、ことばという文字
ひとり歩きしててね
いつか戻れなくなるまで

きみと真反対にいれたら。

きどく

ただ、ひとり言葉と遊び
画面に映るのは
君という名の残像のみ

嬉しいととるか、それとも残酷か。

ただ、雨が降ってる
君を泣かして
泣かされた私を見れば

あうことはないのでしょう。

あぁ

ただ、だれの好きの為でもなく
「 私 」だけに注いで
批評という名の仮面さん

これぞ自己満でしょうか。

だから

ただ、得体の知れない個体が
君の暖かさで
わたしと解かす

そんなつもりないって言へば。

ながれと

ただ、永遠とは
不安定でも手の中にある
空気のような個体

不安で耐えれないきみへ。

かんそう

ただ、むず痒いあの後
ささやく声が吹く
わたしの冷たい服と共に

冷たさとあなた。

あさ

ただ、飲むヨーグルトを食べてみて
鏡の内側でわたしを見た
どことない違和感が

朝のかんしょく。

しんとう

ただ、透けたきみをのむ
とどかないと知っても
ちかくでふれた

存在してるか解らないきみへ。