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なぜ食べ物の話題は炎上しやすいのか

最近のツイッター界隈は「唐揚げは手抜き」、「旅館の料理は量が多い」、「女性への差し入れはGODIVAチョコレートより基礎化粧品」など、食べ物関連の話題で盛り上がっている。

食べ物の話題は日常的にも炎上しやすい。それは、個人の育ってきた環境によって備わった価値観の差が表れていると思う。特定の食べ物を下げられると「いや自分はそうじゃない!」と声を荒げる人が多いように感じる。

確かに自分の作った料理や、おすすめするお店を否定されるのは嫌なものだ。虫の居所が悪ければキレられてしまっても仕方がない。食べ物を否定することは、個人のアイデンティティを否定することと同じかもしれない。

友人にやたらと食べ物を「まずい」と言う子がいた。自分はその味を知っているわけではなくても、一緒に食事をしていて気持ちが良いものではない。「まずい」の一言だけで、その料理が美味しそうに見えないことも事実だ。ロクに舌が肥えていないくせに何を言うと、その時は思っていた。

それにしても、食べ物に関する話題はなぜ炎上しやすいのだろうか。「自分は賛同できないけれど、そういう意見もあるんだな」と思えないのはなぜなのか。

個人の意見だが、作ってくれた人への申し訳なさと、作った(おすすめした)自分を全否定される悔しさがあると思う。

すぐに答えを出すのは難しいが、とりあえず今日も美味しい食事が食べられることに感謝をしようと思う。

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