2ch


全く整備されていない文字の列、醬油皿に乗せるのももったいないくらい浅はかで軽薄な意味を持たない言葉。

指先で撃てる時代に、割りばしで輪ゴムを打ち続けるような。

いくらでも打ち続ければ良い。朝が来ればまたその場所で、割りばしにセットする姿一度鏡で見てみたい。この時代の画質はとても良いらしい。なんとも無様で滑稽な。

その生き方は正しい。僕が肯定してやらなければ誰が肯定してくれようか。誰にも愛されない君を君が大嫌いな僕が肯定する。


嘘か真実かもわからない世界で踊ってる。疲れ果てるまで君は踊り続ける。無観客なのは時代のせいにしてあげよう。何度でも僕の名前を打ち続けろ、そこに僕はいない。気付いているだろうか、大嫌いな僕の手の平が君たちの舞台。


僕は君を知らない。君の不細工な顔もだらしのない体も汚い靴も乱れた部屋も独りぼっちの夜を過ごしている事も知らない。


もう一度言うが、君の舞台は僕の手の平だ。






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