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Wikimedia Commonsでイイ感じの画像を見つける方法

はじめに



こんにちは。ポンティアーノ伯爵です。
普段、夫婦で本について語る動画を投稿しています。

動画で使用する画像は、たいていWikimedia Commonsで検索しています。
画像点数が豊富で、Public domainが多いので使いやすいですよね。
ただ、イイ感じの画像を探すのに結構時間、かかりますよね…

同じ悩みを持っている人は多いのでは!?と思い、この記事を書きました。

なお私より検索が上手な人はたくさんいるはずです。むしろ「皆どうやって画像を検索しているのか」めちゃくちゃ疑問です。

なのでこの記事の本当のタイトルは『こんな感じでいつも検索しているんだけど、誰かもっと良い方法を教えて下さい!!』です。

では、つい最近『ガリバー旅行記』の動画を投稿したので、これを例に私がどのようにWikimedia Commonsで画像検索しているのか紹介します。


1.Wikimedia CommonsのMainページで検索

まずは、Wikimedia CommonのMainページで検索バーに適当にキーワードを打ち込みます。例えば、まずは「ガリバー」と打ち込みます。

wikimedia main page

これで良い感じの結果が出てくれれば良いのですが、関係ない画像がたくさん出てきて正直微妙です。
「ガリバー」ではなく「ガリバー旅行記」で検索すると、今度は3つしか出てきません。
英語で検索してもほぼ同じです。「Gulliver」と検索するとあまり関係のない大量の画像が出てきて、「Gulliver's travel」と検索すると今度はほとんど出てきません。

2.Wikipediaの記事を見る

次にWikipediaの記事を見ます。

記事編纂者がガリバー旅行記に関係するものだけを厳選してくれています。
ただ記事によっては画像数が少ないこともあります。
ガリバー旅行記も少なめな気がします。

同じ記事でも他言語版の記事をのぞいてみると良い画像が見つかることもあります。ガリバー旅行記については66言語も記事があるのですが、パッと見た主要言語の記事ではどれもほぼ同じ画像を使っており、微妙です。

3.Wikimediaのカテゴリーを見る

先程のWikipediaの記事に載っている画像を何でもよいのでクリックします。
すると以下の様な画像の画面になります。ここで右下の詳細ボタンを押します。

Public domain link

そうすると画像の詳細ページに遷移します。この詳細ページの一番下に、この画像のカテゴリーが表示されます。
この画像の場合、「Gulliver's Travels」「1726 books」「18th-century books」の3つのカテゴリーに属しているのが分かります。
ガリバー旅行記の画像を探しているので、「Gulliver's Travels」をクリックします。

ガリバー旅行記タイトル画像の詳細ページ

そうしますと、ガリバー旅行記に関連する画像が104個出てきます。
(これ作っている方たちすごいですよね…助かります)

4.もっと良いカテゴリーを探す

本当の闘いはこれからだ…という感じなのですが、上記方法では私が欲しい画像がイマイチ見つかりませんでした。具体的にはリリパットの国で綱渡りをしている画像、猿とガリバーの画像などです。
しかし、「tight rope gulliver」と検索しても良い感じの画像は見つからず、また、「monkey gulliver」と検索しても良い画像は出てきませんでした。

色々試行錯誤してみましたが、フランス語「Voyages de Gulliver」で検索ししましたら、バッチリなカテゴリーが見つかりました。
Voyages de Gulliver dans des contrees lointaines (1863)

挿絵がたくさんあるフランス語版のガリバー旅行記をポーランド国立図書館がアップしているカテゴリのようです。このカテゴリのおかげで大分助かりました。

まとめ

Wikipediaの記事からカテゴリーページへ飛ぶと良い画像が見つかりやすい。色んな言語で検索すると良い画像が見つかるかもしれない。

最後に

どうでしたでしょうか。少しは役に立ちそうでしょうか。それとも当たり前のこと書いているなぁ、下手くそな使い方しているなぁという感じでしょうか。もっと良い方法を知っている方がいらっしゃいましたら是非教えてください。もっと良い方法が見つかりましたら追記します。

余談

日本の国立国会図書館デジタルコレクションで探すという手もあります。
ただ画像を一覧表示できません。なので一冊ずつページを開き、さらに1ページずつめくって見なくてはいけません。また画像読み込みも遅いのでパパっとページをめくっていけないのが少し使いづらいです。とはいえ母国語なので使いやすいです。


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