読書日記80「これは経費で落ちません!11」ー青木祐子
Amazonで発売日か表示されるようになってからずっと楽しみにしていた。だが、前回とは異なり発売日と電子書籍化のタイミングが少しずれていた。やっと電子書籍化されたので読み始めると、あっという間だった。
今回は沙名子と太陽が結婚までのタスクを1つずつクリアしていく様子が描かれている。タスク1つ1つは自分も聞いたことがある内容だったが、それをどのような会話を経て完了させていくのかは聞いたことがなかったので、面白かった。それと同時にこういう問題を1つ1つ解決して結婚している人達はすごいなと感じた。
この巻で改めて自分の考えは沙名子に近いのだなと感じた。自分が今まで読んできた物語の登場人物の中で断トツで価値観が近い。追い詰められると1人になる時間が必要なのも同じだ。
沙名子の価値観は少数派で、おそらく他人と合わないことは多い。今回は太陽に対して沙名子が自分の考えを通そうとしている場面がいくつかあったが(もちろん、妥協した部分もある)、本人の言動に矛盾がなく、通るかどうかは別として納得がいく主張だった。
社会人になってから自分は沙名子のように、他人に対して主張を通そうとしたことはない。(自分の意見はしっかりあるタイプだが、折れられないような場面にまだ遭遇していない。)もし、そういう場面が来た時に上手く乗りきれるかは日頃の自分の言動にかかっているのかもなと感じた。
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