読書日記29「逃げるな新人外科医」-中山祐次郎

この本は「泣くな外科医」の続きである。

この巻では主人公が「医者という生きもの」に変わり始めていく様子が描かれている。父親の死に際し、冷静だった場面などがそのことを象徴していた。
以前自分の身内が亡くなった際に知り合いの医師に死因を尋ねられ答えると、「それなら、あまり苦しまなかったと思う。」と言われた。他の人が感情面での配慮をしてくれる中でそう言ったことを言われ驚いたが、救われたような気持ちになったことを思い出した。

医師以外の人に出来ないことをするために医師以外の人が持つ感覚は一部持てなくなってしまうのかもしれないそんなことを感じた。

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