読書日記83「おとな六法」ー岡野武志・アトム法律事務所

地元の本屋でビジネス関係の本を探していた時に六法全書の近くに置かれていたこの本が目に入った。法律関係の本は表紙から硬そうな雰囲気を漂わせているものがほとんどなのに「ゾンビを殺すのは犯罪になりますか?」と著者の写真とともに大きく書いてあるこの本は目を引いた。パラパラとめくってみたところ、ゾンビ以外にも面白そうなテーマに関する法解釈が書かれていて面白そうだったので、読むことにした。

自分は仕事上で法律や条例の条文を読むことがあるのだが、正直あまり好きでは無い。自分が調べている場合に結局どうなるのかが、分かりづらい。また、複数の資格試験で民法に関する問題の得点するのか難しく苦戦したこともある。でも、この本は法解釈の流れがざっくりと書かれていて面白く、勉強になった。

途中からは交通事故にあった時の慰謝料についてなど、自分にも関わりがあるテーマも多かった。保険会社が提示してくる金額が必ずしも適正水準ではないということを知った。法律知識はなくても生きていけるのかもしれないが、知らないと損をするし、知識がなかったことを理由に罰を免れることは出来ない。今後も機会があったら法律について少しずつ勉強したいと思った。

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