読書日記78「皇室はなぜ世界で尊敬されるのか」ー西川恵

日本の皇室は長い歴史がある、現在エンペラーと呼ばれるのは日本の天皇陛下だけであるなど断片的な知識から日本の皇室は他国と違う何かがあるのだろうなと思っていた。天皇制に対する理解を深めたいと思い、この本を読むことにした。

本のタイトルにはなぜ「世界で尊敬されるのか」とあったが、思っていたよりも天皇制そのものに対する話や、天皇制について現在議論がなされている点についての話にもページ数が割かれていて勉強になった。また、現在皇室は政治と距離を置かれているが外交上重要な役割を果たしていることも知った。そういった役割を果たしつつも超えてはならないラインを超えてしまわないよう調整がされていることもあり、天皇制を維持する大変さを感じた。

自由に生活をすることの出来ない皇族の方々を思うと少し複雑な気持ちにはなるのだが、天皇制は日本にとって重要な制度だと改めて感じた。

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