読書日記49「明日の世界が君に優しくありますように」-汐見夏衛

作者の「夜が明けたらいちばんに君に会いにいく」何良かったのでこの本を読むことにした。

実家を離れ、祖父母と暮らすことになった女子高生が祖父母の家で下宿していた同級生と交流を深めていく物語だ。
最初は両親に冷たくされてきた主人公のひねくれぶりに若干引いてしまうほどだったが、近所のカフェに通うようになってから変化していく様子が読んでいて心地よかった。

主人公を含めたそれぞれの登場人物の抱えていた苦しさが明らかになった時、思わず泣いてしまった。誰も悪くないけど起きてしまったことを受けとめられる人の強さを感じた。

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