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小津安二郎『麦秋』感想

小津安二郎『麦秋』

はぁ、、素晴らしい。

実り熟した麦が刈り取られてゆくように、育て上げた子どもが成長し、親元を離れてゆく。この家庭の離散というテーマは、同級生との関係、子どもの失踪、空に飛んでゆく風船などなど、形を変えて変奏される。
終盤、家族が集合写真を撮るシーンは喜びに満ちていながらも、どこか切なさが滲む。この集合写真を見るたびに心揺さぶられる。

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