パーカーの香り
欧州を旅して1年になる。昨年の今頃はルーブル美術館の「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」のチケットを取れるか否か焦燥感に煽られていたと思う。(丁度昨日から映画『ダ・ヴィンチ・コード』を観ている)
そんな旅をしている中で忘れられないのが一着のパーカーだ。バックパックの荷物を極力積めないために、毎日このパーカーを着て過ごしていた。理由は分からないが、このパーカーには元々独特の香りがあり、旅路で毎日鼻を突き抜けていた。
そろそろ衣替えの季節なので一年ぶりにこのパーカーを取り出すと、今も例の香りが漂ってきた。この香りは旅の記憶の一瞬一瞬を鮮明に蘇らせてくれるので、今では宝物と言えるかもしれない。苦楽をともにした相棒と言ってもいい。今年もお世話になります。
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