人を″バカ″にすることについて
僕は人のことを絶対に″バカ″と言えません。寧ろなぜそう言えるのかが分からないのです。
人をバカにすることは、その対象が自分よりも劣っていることを意味します。たしかに文脈においては誰かが誰かに劣っていることはあり得ます。例えば、アロマセラピーについて全く無知の僕は、それに精通したAさんから見れば劣っているし、逆に僕が知っていることをAさんが知らなければAさんは僕よりも劣っています。これは「知っている」ことに限らず、「走る速さ」でも「化粧の上手さ」でも何でも当てはまります。
こう考えてみると、誰かが誰かに全ての事柄において劣っているということはないはずです。ビル・ゲイツが僕に劣っている点はあるはずです。
すると、″バカ″という言葉の意味が非常に曖昧になってはきませんか。相手を″バカ″と罵倒する人が減り、相手の長所に目を向ける人が増える世の中になるといいなと思ってます。
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