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他人の外見に関心があるひと。

今日 とある集まりがあって。
10年以上前から知っている人もいれば、ここ最近知り合った人もいる。

その、最近知り合った人の中に、ものすごーく他人の外見に関心がある人がいる。

"あの人痩せたよね?ストレスかな。"
"肌管理がちゃんとしてないと、ああなるよね。サプリ教えてあげた方がいいかな…。"
"エラを削ったらもっと綺麗になると思うよ!"

等、いつも周りの人の外見の話を 直接的にも間接的にもしている。


私は正直、大多数の女性がそうである様に、自分にしか関心がない。

みんなで写真を撮っても、友人を見ることなく自分が実物より太って写っていないか気になるし、凄く頑張ってメイクしたはずなのにノーメイクの様に写ったりすると、次の日カラコンを変えたりマツエクを予約したりする。

普段鏡で見ている自分と、被写体の自分の闘いは たぶん一生続く。

更に、他の人がどうマイナスに思おうと、その人が良ければそれでいいし、いちいち他人が批評することではないと思っている。
何か迷惑をかけてる訳ではない。余計なお世話である。さようなら。


何が言いたいかというと、この他人の外見をひたすら批評する人と会うと、とても不快だということ。
思うことは止められないので、勝手に心の中で思い、そして口に出して誰かに共有することを今すぐやめてほしい。
自分まで悪口を言ってしまった気にさせる陰のパワーが凄い。もう一度言いたい。さようなら。

だけど社会人になった私には、自分の思うまま説教しても壊れなかった学生時代の親友たちとの深い友情の類は もはや存在しない。
私が、彼女に対して注意するのはリスクが大きい。モヤつくが仕方がない。

そんなモヤつきを抱えて参加した集まりで、10年来の友達に 久々に会った。
彼女の顔をみると、前会った時には全くなかった気がするシミが、両頬にまぁまぁな数できてた。

最近知り合った、人の外見に関心がある例の彼女は、この変化に気づくことができない。
ただシミの多い人、と認知された友人に対してビタミンの話をし始める。

私はというと。
その友達を見て本当に可愛いと思った。
もしかしたら シミがあることを本人は気にしているかもしれないけれど、前会った時よりも更に可愛くなっていて、外国の女の子の可愛いそばかすにしか見えなかった。

だけど、空気を読むことが得意な日本人の私は、褒める意味合いだとしても、彼女にシミの話はしないし、周りの人にも言わない。心の中で思うだけ。


ここで思うこと。

人生を先に進めていく中で、自然と、或いは、何か起こったことによって 外見が段々と変化していくことは止められないけど、自分自身のことも、周りの人のことも、可哀想とかじゃなくて、素敵なことだと思う心の余裕があることが大事なのではないかということ。

生きていると辛いことも起こるし、本当に生きてるの無理!ってなることもあるけど、でもやっぱり生きてること自体はどう考えてもハッピーなんだから、それに伴う変化は全てハッピーの産物だと思いたい。
そしたら、いちいち人の変化が気にならなくなるのではないかと思う。

このコラムで2回もさよならしたかった彼女のお陰で、逆にポジディブな発想に気づけたわたしは最高にラッキーなやつかもしれない。

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