ぽむ

気が向いたら。

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最近の記事

いつか、この手紙を読むあなたへ

 胸の内の苦しさに喘ぎ、死にたいと願いながらもそれは叶わず、未来に怯え、現状を打開する勇気も持てず、絶望の中でただ息をするだけのあなたへ たとえそれが嘘に見えても、綺麗事に見えても、これを見たところで日々に変化が起きなくとも、明日につながるお守りになるように、そのために書きます 自分がどんなに惨めで、価値がないと感じても、それでも生きていていいんだと、他の誰でもない、私が言おう あなたが今日を生き伸びてくれてよかったことを、嘘じゃないと、私が言おう こんなことを言われ

    • 無職は罪人のように扱われる

       体調が良くなく、夕飯の支度を手伝えなかった。その皺寄せが、休日だった姉のもとへ行ったらしい。 姉も実家に住んでいるが、普段から家事をしない。母からどんな風に言われたのかは分からないが、夕飯の支度をするために、遊んでいたスプラトゥーンを中断させられることへ腹が立ったようだった。 味方のプレイへの暴言とともに、「休ませるってなに?いつも休みみたいなもんだろ」「なんで仕事してないやつのことを配慮しなきゃいけないんだよ」と、ブツブツ文句を言っていた。 この耳は、悪口をよく拾っ

      • 南極じゃなくてもいい

         「宇宙よりも遠い場所」を全話視聴しました。いつ見ても面白いアニメです。真っすぐで、綺麗で、ここではないどこかへ行きたいと願う人間の背中を後押ししてくれるような、そんなお話。最終話を見終わる頃には、どこかへ行きたくてたまらない気持ちになります。 この物語は、どこにでも居るような普通の女子高生たちが南極大陸を目指す内容です。日本から約14,000km離れた場所にある氷に覆われた大陸。そんな遠い場所へ自分の殻を破って、自分たちの力で到達する。勇気と覚悟、一歩踏み出す力さえあれば

        • おちょやん全部見た話

           撮り溜めていた朝ドラ「おちょやん」を完走した。朝起きれずリアルタイム視聴からの脱落、二ヶ月間視聴を放棄など、様々な問題があったけど、このたび無事に最終回を見届られました。おちょやんがまだ見終わっていない中すぐさま始まった次の朝ドラ、「おかえりモネ」の背中を遠くに感じつつ、クランクアップです(?) おちょやん、すごく面白かった。まさか最終回が近づくにつれ天海一平の株があれほど暴落するとは。雲行きが怪しくなってからの転がり落ち方が見事だったなあ。ツイッターで名前を入れると出て

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          noteの改行上手くいかないの詩

          全然改行上手くいかない 文章つらつら書いてると改行しないとめっちゃ見づらい それなのに改行上手くいかない もう編集したくない 編集→改行増やす→次へ→編集→改行増やす→次へのループしたくない パソコンとスマホで改行の隙間のサイズ違う気がする あれはなんでなんだろう 困るからやめて欲しい お願い統一してnote プレビュー機能実装してnote おぉnote、おぉnote 我が良き友note おしまい

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          フォロー数が4桁のフォロワー

           Twitterの隅っこで細々と喋っていると、たまーに出会うフォロー数が4桁のフォロワー。 通知のアイコンにバッチが付き、「フォローされました」と書かれた通知欄からその人のアカウントへ飛ぶと目に入ってくる4桁のフォロー数。 まじかフォロワー。一体どうしたらその数になっちゃうの?TLはどんな風に表示されているの?それ、私のことフォローする意味あるの? そんな風なことを思う。不思議だ、世の中は不思議なことだらけだ。もしかしてTwitterを生業にしている人なんだろうか?

          フォロー数が4桁のフォロワー

          憤怒する父親

           父は怒りを暴力で消化するタイプの人間だ。自分の中で上手く怒りをコントロール出来ず物に当たったり、不機嫌を全面に出しては周りに気を使わせる。人に暴力を振るうことは殆どないが、姉は一度反抗期のときに頭を思い切り、足で何度も何度も蹴られていた。物に当たって大きな音を出したり、母にキツく当たっている姿を子供の頃から見ていた。おかげで父親が不機嫌になると身体が少し強ばるようになった。顔には出さないし、直接言ったこともないのできっと本人はそんなことを知る由もないだろう。 「周りが俺を

          憤怒する父親

          3時間かけて描いた絵、消えたが?

           どうも、こんにちは。こちらが3時間かけて描いたデジタルイラストのデータを消滅させた人間のアカウントです。はあ〜〜〜〜〜〜(クソデカため息) 絵を描いたことのある人間ならば、この苦しみが理解出来るでしょう。構想→下書き→線画→苦しみ→色塗り→苦しみ→イメージと技術力の乖離→大大大苦痛→細かい修正(終わりのない人生)を経て完成した作品が、生まれたての真っ白なキャンバスになったこの苦しみが。 どうしてこんなことになったか、は自分に非があることを認めざるを得なくなるので考えない

          3時間かけて描いた絵、消えたが?

          「正しさ」は一体誰が決めるのか

           先日、自分の意見は正しくてそうじゃない意見の人は間違っている、と言い張る人を見た。感じたのは、何を根拠に自分が「正しい」と思えるのだろう、ということだった。そんな曖昧な指標をどうしてそこまで信じられるのか。正しいとは一体何なんなんだろうか。 ここでは正しかったものが、別の場所では正しくなくなる、なんてことがあるだろう。私たちは一つ一つ異なる世界を生きているのだから当たり前だ。生まれてから今までに見たものや感じたもの、経験したことや教わったことが自分と寸分の狂いもなく同じ、

          「正しさ」は一体誰が決めるのか

          どうしようもなく

           海へ行きたい。自分の中にあるしんどさのゲージみたいなものが一杯一杯になって、溢れそうになるたび海へ行きたくなる。 私たちの祖先は、宇宙からやってきてこの星に根付いたと言う。辛さが身を痛めつけるたび海へ行きたいと思うのは、かつて海で生きていた記憶が遺伝子に刻まれているからだろうか。ホームシックのようなものなのかも。 海は、遠い。自分が住んでいる場所にきれいな海はない。きれいな海を見るためには2時間くらい電車に揺られないと行けない。帰りも考えると往復4時間。考えるだけでげん

          どうしようもなく

          日々死にゆくiPhone6s

           あなたは一つのスマホを長く使用したことがあるだろうか。理由は様々だが、おそらく多くの人間は約2年単位で買い換えるものではないかと思う。しかし私は未だにiPhone6sを使用しているのでたった。今出ているiPhoneの新作は12の数字が付けられているもので、私が使っている6sは5世代前のものだ。長年使用しているうちに画面は割れ、バッテリーはパンパン、もはや虫の息だ。なぜそんなオンボロスマホをまだ使っているというと、イヤホンジャックが付いているからである。 私はことスマホに関

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          春よ、来ないでくれ

           4月が始まったというのになんだか寒い日が続いている。公園の桜はもう散ってしまい、道路で無残に死んでいた。そうかと思ったら藤の花が鮮やかに咲いている。春はいつもそうだ。すごいスピードで変化して、それについていけない者の気持ちなんて分からないまま、何食わぬ顔で過ぎ去っていくのだろう。 柔らかい日差しに生暖かい風。昔から、一般的な春の空気を感知するたび酷く鬱屈とした気分になった。新しいことを始めるのは苦手だ。今まで慣れていた環境から新たな場所へ飛び込むには人一倍勇気がいる。ずっ

          春よ、来ないでくれ

          昔よりアニメを楽しめなくなった人におすすめ!アドベンチャータイム!

           「昔はアニメを楽しめていたのに、今はなんだかあまり響かない」という内容の悲しいオタクの嘆きを見たことがあるでしょうか。SNS上で日々オタクたちの呟きを眺めていると、稀にこういうテーマの体験レポ漫画が流れてくることがあります。今の所、私自身にはそういった経験は無いのですが、人生を進んで行くと色々なことがあるので想像に難くないです。 同じような内容の物語展開をされると既視感からつまらなく感じたり、自分の価値観が年齢と共に変化し以前は気ならなかったキャラクターの言動に違和感を覚

          昔よりアニメを楽しめなくなった人におすすめ!アドベンチャータイム!

          本音の盃

          TWDのS4 ep12、「本音の盃」の感想。 安全だった居場所が崩壊し、その場に一緒に居た人間ととりあえず逃げるという状況で一緒に逃げたダリルとベスが仲間を探すため移動する、ある意味ロードムービーみたいな内容だった。既にS4もやっているのにあんまり見たことがない組み合わせだったため驚いた記憶がある。 農場の娘と、荒くれ者という組み合わせ。仲良くしている描写もほとんどない。そんな二人に焦点を当てたこのお話は一種の救いのようなお話だった。 ベスとダリルは全く別の世界の人間だ

          本音の盃

          インセプション感想

          インセプションを見た。次々と繰り広げられる映像の非現実さと設定の複雑さに最初は脳が追い付かず、やば。以外の語彙を失いかけたけど慣れたら非常に面白楽しめました。なるほど、これがクリストファーノーラン。 インセプションはその独自な世界観と映像の美しさが多く語られていると思うが、個人的には物語の内容、コブとモルの二人の話が凄く好きだ。悲しくて切なくてどうにもならない現実。なるほど、これがクリストファーノーラン。 愛する人を失ってしまった後、夢の中でだけ会えるとするなら誰しも同じ

          インセプション感想

          そして幸運を、僕らに祈りを

          MIU404、6話の感想です。 今回は、"相棒殺し"と一部で囁かれる志摩の過去の話でした。 残された者の後悔と懺悔。その二つに押し潰されそうになっても、歩みを止めず生きて行くということ。それらを強く感じ心がかなり揺さぶられる回で、なんだか見ている自分自身も画面を通して救われた気がします。 悔いても悔いても、時間は戻らない あの時、ああしていれば。あの時、こうだったら。 人生は選択の連続で、私たちは時々その選択を間違えたり、見失ったりします。未来が見える力があればいい

          そして幸運を、僕らに祈りを