【ライブレポ】 11ヶ月ぶりの生ライブ USG 2020 “LIVE (on the) SEAT”
10/14(木)、東京ガーデンシアターで行われた「USG 2020 “LIVE (on the) SEAT”」に参戦しました!
自分自身、ライブ参戦は同バンドの1つ前のツアー以来、11ヶ月ぶりでした・・・。(時の流れは残酷)
本ツアーのコンセプトは「ロックバンドは座っても観られる。」。
「座席の間隔を開ける」、「マスク着用・着席でのライブ鑑賞」、「声出し、指笛の禁止」等、コロナ対策を徹底した上でのライブ開催でした。ここまでの対策をした上で全15ヵ所26公演という規模のライブができるのはさすがユニゾン。
ツアー自体は10/3からスタートし、本公演で8本目。当日は2回公演があり、自分は後半の20:30開演のライブに参戦しました。
仕事が終わって入場時間である19:30にギリギリ到着。
いつものライブより待機の人が少ない印象はありつつも、ライブの待機列を見るのも久しぶりで入場前から少しテンションが上がる。
特に待つ人もいなかったのですぐに入場。
COCOAアプリのインストール確認→検温→スタッフさんに見てもらいながら自分で電子チケットをもぎる→手の消毒
といったように、入場時も徹底したコロナ対策。
そして座席を確認すると、、けっこういい席!
いい席の定義は人によって違うと思うけど、自分にとっては「音をしっかり聞ける(感じがする)真ん中後方」と「3人の演奏がしっかり見える前方」の2つがいい席。今回は後者でした。
ユニゾンのFCができて以降、FC先行で当たったチケットの席は毎回いい場所なんだけど偶然か?
(バンド側は特にそういう特典があるって発言はしてないはず)
席に座ってからの1時間は長かったけどなんとか耐えてライブ開始。
開演直前にもライブに関する注意事項とコロナ対策に関するアナウンスがありました。さすがの徹底ぶり。
(注意)以下、セトリやライブ演出に関するネタバレが含まれます。自己責任でお願いします。
アナウンス直後、照明が暗転。
入場SEの絵の具が流れると思いきやいきなり1曲目の「クローバー」がスタート!
照明を落として幕も降ろしたままの状態で斎藤さんがアカペラで1コーラス。(これは泣かせにきてるやん...)
"君がここに居ないことで あなたがここに居ないことで 回ってしまう地球なら 別にいらないんだけどな"
アカペラで聞くこの歌詞ヤバい。
これまでのもやもやした気持ちが浄化されて行ってる気がする。
そして2番目からライトアップ+幕が上がって演奏スタート!
「久しぶりの生ユニゾンきた!」って思いつつも声を上げられないジレンマ。
(中途半端に拍手した。)
自分がドラムをやってることもあって隙あれば貴雄ばっかり見ちゃってたと思う。
1曲目バラードということもあって、すごく丁寧に叩いてた印象。
生で聞く田淵のコーラスってこんなに綺麗だったっけとか思いながら聞き入ってたらあっという間に終了。
余韻も束の間、ドラムの印象的なフレーズでスタートする「フルカラープログラム」が演奏されテンションアップ。
フルカラーが始まったタイミングで前に座ってる人が泣いてた(気がする)。
分かる。ユニゾンを象徴する曲だし久しぶりに生のユニゾンを見られて感動よ。
座って聞いてる分、歌詞もいつも以上に響く。
"ふざけろ!「いつか終わる 悲しみは」どうか忘れないでよ"
最後の歌詞が今の状況とすごいマッチしてるんよ。。
改めて振り返ると、クローバー→フルカラープログラムっていう曲順、半端ないです。
そして3曲目、「フィクションフリーククライシス」に突入。
曲前にこの曲をやるときはお馴染みの超プチセッションみたいなやつもあった。
これまでのやつとは若干違ったけどドラムの叩き出しの雰囲気で分かった。(我ながら早かった)
直近のフェスでよくやってたイメージある曲だけどやっぱり久々に聞いた感じがした。
照明が青メインでサビとかになると赤も多くなったり、中盤の盛り上がる場所は青と赤で点滅したりしてカッコよかった。
途中のクラップ部分になって気づいたけど声を出せない今の状況にはもってこいの曲だねこれ。
実際周りの人みんなクラップしてたし。声を出せなくても楽しめるユニゾンの曲達。
3曲目が終わって少しMC。(喋った!珍しい!)
「3曲やった時点で充実感が溢れてます。」みたいなMCだった。
(今日2本目だからね。お疲れ様です。でもこっちはまだまだ聞きたいです!)
4曲目、「誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと」。
これまた久々に聞いたー!
ドラムがアレンジ盛り盛りで叩く曲の1つだからとても楽しい。
"愛している それだけ それだけで十分です
だってまだ息をしているんだよ 僕も君も"
どの歌詞も響く。作詞の時に田淵がどんなことを考えて書いてるのかは知る由もないけど、この歌詞に救われる人は必ずいるだろうなって思った。
5曲目、「セレナーデは止まらない」。
ライブで初めて聞く曲きた!
イントロが始まった瞬間声出そうになったけど何とか耐えた。
途中の楽器かき鳴らし&キメの連続がカッコ良すぎる。貴雄がテンポキープのためにスティックでカウント取るの大好きマンも大満足です。
ちょくちょくフェスとか対バンでやってた気もするけど運悪くそのライブに当たってこなかったから念願のセレナーデでした。
そしてその勢いのまま6曲目「世界はファンシー」へ!
新アルバムのリード曲としてMV公開されてたし、オンラインLIVEでもやった曲だけどついに生で見れた!
アルバム何周もしたけど、今回の新曲の中で1番好きな曲かもしれない。トップ3には確実に入る。
ただでさえ原曲のテンポ速いのにライブだとより速くなってた気がする。
斎藤さんは歌うのまだ少し大変そうで田淵はMVどおり暴れてて貴雄は余裕そうに叩いてた。すごい。
HAPPYのところみんな控えめでもピースしててびっくりした。自分は恥ずかしくてできんだ。
ここまでフィクション、セレナーデ、ファンシーという変化球な曲が多い!個人的にはこういう曲達大好きやからうれしい悲鳴。
7曲目はバラードとなる「君はともだち」。
座って聞くバラードはやっぱりいいな。
2〜6曲目でテンションがあがりっぱなしだったこともあって眠気が誘われるほどの緩急を感じる。
また、公演予定時間が1h+このタイミングでのバラードということで、もう中盤〜後半に入るあたりかなぁって思って少し寂しくなった。
いつもの半分くらいの公演時間だから短く感じちゃうのはしょうがない。
その分思いっきり楽しめばいいじゃんってことでライブは後半へ。
7曲目が終わってまた少しMC。(今回は結構話してくれる!)
恵比寿ガーデンホールと会場間違えなかった?ネタは3年前に地方から上京してきた自分にとってはあまりピンと来なかった...。
みんなからの声の反応が無い分、斎藤さんが滑ったみたいになってて笑った。
「声出せないって辛いよね?」
って斎藤さんは言ってたけど、確かに。
自分は普段のライブでもあんまり歓声とかあげるタイプではないんだけど、笑い声すらも気をつけなくちゃダメってなると少し大変だと感じた。
早くコロナおさまってほしい。
他にもコロナがおさまってない中でのライブ開催について少しコメントしてたけど詳しい内容忘れちゃった。
記憶が曖昧なまま文章にするのは危険なので止めておこう。
そして新アルバムについても言及。
今回のツアーはアルバムツアーとは別物と再度明言した上で、アルバム発売後最初のツアーに来てくれたお礼として演奏されたのは「夏影テールライト」。
今回のツアーでやってくれないかなぁって密かに期待してた曲来ました!
この曲、ドラムのフィルとかすげぇおしゃれなんすよ。。
個人的にミドルテンポの曲って音を詰め込むだけじゃなくて、抜くところはしっかり抜くってこと大事だと思ってるんだけど、この曲はそのバランスがすごく良い気がする。
特にBメロ入るときのドラムフレーズが1番と2番で違うのが好き。2番でフレーズ減らしてるところが痺れる。
新アルバムの中だと特に力を入れて作った曲って言ってたけど、それも納得のライブ初披露とは思えない完成度でした。
そして9曲目は「Phantom Joke」。
夏影テールライトやった時点で次来るかなって思ったけど予想通り!これも生では初めて!ありがとうユニゾン!
アルバムの曲間よりも少し間が空いて曲がスタート。アルバムを通して聞きすぎたせいで違和感少しあった、笑
この曲はボーカルも演奏も今のユニゾンの限界に挑戦してるような曲なんで、こっちも緊張して観てしまった。
演奏としては、(ドラム以外あんま詳しくないから分かんないけど)そこまでおかしくは感じなかった!
貴雄はライブ配信のとき同様にめちゃくちゃ上手いしカッコ良かった。田淵も腕吊ってなさそうだった!
そして斎藤さん、これまでの曲とか聞いてて調子良さそうに見えたんだけどやっぱりサビの最高音はキツそうだったなぁ。。
毎回サビの部分で
???「すごいより心配が勝つ!」
といった、某関西出身人気お笑い芸人のツッコミをもじったセリフが再生されてしまった。
やっぱりこの曲は鬼畜すぎる...。
???「それでもユニゾンなら...ユニゾンならきっと何とかしてくれる...!!」
「10% roll, 10% romance」や「fake town baby」を初めて聞いたときも不安に思ったものの、ライブを重ねる度に安定感が増していったから。
次のアルバムツアーでもメイン曲となるはずなので、今回のPhantom Jokeからの進化を楽しみに待とうと思います!
そして10曲目は貴雄お馴染みのカウントから始まる「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」。
座りながらの夜な夜なはアカン。。
ユニゾンさん、観客を立たせようとしてませんか。。?(みんなよく耐えた)
サビで合唱が起こらない夜な夜なは自分が初参戦したCatcher In The Spyツアーを思い出した。
当時はまだ音源化、歌詞公開されてなくて歌ってる人全くと言っていいほど居なくて。
初参戦の自分はそもそもこんな曲があるってことすら知らなかったんだけど、テクノな雰囲気とひたすら同じ歌詞を繰り返す馬鹿っぽい感じが気に入って一気にユニゾンにハマっていったなぁ。
懐古厨になってしまったけどそれほど思い入れのある曲だったし合唱がない状態でまた聞けたのは嬉しかった。
あの時みたいに立ち上がって飛び跳ねたりはできないけど、十分楽しかった。
田淵は上手側に座ったり寝そべって演奏したり客席に向かってなんか叫んだり。
貴雄はBメロ〜サビにかけてアレンジ盛り盛りかつ途中でジャケット脱ぎ捨てて第二形態へ。
斎藤さんは田淵の奇行に動揺せず歌い続け、ギターソロではステージ中央で田淵と向き合いながら演奏。
そして夜な夜なの勢いそのままに突入したのは
"ladies and gentlemen, 「ライドオンタイム」!"
ここでまさかのライドオンタイム!!
この曲も生で聞くのは初めて。
セレナーデに続く"フェスでたまにやってるのに運悪く出会えてなかった曲"part2。
徹頭徹尾とライドオンタイムで畳み掛けてくるのはダメだって。
禁止してる側のユニゾンさんが無理矢理声出させようとして来る。
終盤の田淵あるある、倒れそうになりながらも全力で動き続ける。
2番に入ったら斎藤さんの側に駆け寄ってギターを鳴らす。もう滅茶苦茶だ。斎藤さんも少し笑っちゃってた。
貴雄はサビでスティックをひたすらクルクル回す余裕の叩きっぷり。
原曲の構成は比較的シンプルなものの、ライブか終盤ということもあり、アレンジで演奏を盛り立てる。
何度も出てくる「ライドオンタイム」のユニゾンがとても気持ち良かった。
ライドオンタイムが終わり、ライブ終了かな?って思った瞬間、ピアノのイントロが流れ、「harmonized finale」へ。
この流れ、見たことある!
1ヶ月前に行われた"LIVE (in the) HOUSE 2"の本編ラスト2曲「crazy birthday」→「オーケストラを観に行こう」と同様の気分がジェットコースター状態を味わえるとは。。
最後にこの曲を持ってくるってセトリ、憎すぎる。finaleってタイトルは付いてるけどセトリの最後にこの曲を持ってくることってあんまり無かったよね?
またどこかの歌詞を引っ張ってきて今の状況とマッチしてるって書こうとしたけどこの曲の場合、全部の歌詞が当てはまる。
改めて歌詞見直すとほんとに感動する。
最後、斎藤さんが一人でギターを弾きながら歌う場所でスポットライト。
丁寧に歌い上げた後、明るくなるとステージ上に田淵と貴雄は居なく、斎藤さんもギターを置いて一礼して笑顔で拍手に応えながらステージを後に。
ステージ後ろの幕にはユニゾンのロゴと大きな文字で「See You Next Live!」
最初から最後までかっこいいやん。。
アンコールを期待する手拍子は少し起こったけど退場のアナウンスが始まり公演終了を実感。
後方席からの整列退場も行われ、最後までコロナ対策バッチリ。帰るまでがライブ。
1時間は早いなぁと思いつつも思った以上に満足感もあったライブでした。
久しぶりにライブを観れたから、初めての曲が沢山あったから、などなど、、理由はいろいろあると思うけど。
ていうか終演時間確認したらほぼぴったり開演時間から1時間。
MC挟みつつ12曲やってよくタイムキープできるなぁって変なところに感心してしまった。
公演自体はまだまだ半分以上あってチケットもまだ買えそうなんで行けそうな人は近場の公演であれば是非参戦してみて下さい。
途中にも書いたけど、新アルバムのツアーも考えてるみたいだからそれも楽しみに待つことにします。
曲の繋ぎが素敵なアルバムだからライブのセトリとか構成もいつも以上に楽しみ。
ライブハウスに集まってライブを見られるのはもう少し先になりそうだけど、個人的にはこのスタイルも悪くないなって思った今回のライブ参戦でした。
「ロックバンドは座っても見られる。」
それを体現してくれたユニゾンでした。完。
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