BLと心の闇②

自分への信頼。

結局、自分は何が欲しいのか?
欲しいと思っていたものを手に入れても、全く嬉しくないし幸せじゃない。
手にして気づくこの絶望感。
これに気づけただけでも儲け物なのだろうか?

性的な関係で得られる事。
自分に性的な魅力があると思える優越感。
尊厳や幸福感や快楽なんか気にもしていなかった。
自分を粗末にしつつも、それを求めてくる者を軽蔑さえしていた。
だから相手の本気度が上がってくると、気持ち悪くて仕方がない。

このBLの主人公は、自分をちっとも大事にしない。 
自分には大事にされる価値がないとすら思っている。
大事に扱われると怖くて仕方がないのだ。
幸せすぎて怖い。失いたくなくて執着してしまうし、嫌われたらどうしようと思うと自分の素をさらせない。常に相手の顔色を窺ってしまう。

この部分がワタシの古い記憶を呼び起こす。

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