②夫の入管に対する恐怖心
目次
├ビザについて
├夫のビザ
├夫の気持ち、夫の恐怖
└夫自慢、入管の恐怖
*あくまで個人の体験談です
*興奮と不満が多いです!()
*どなたかの参考や暇潰しになれば幸いです
*叩いたりしないでね!!
〈ビザについて〉
査証(ビザ・VISA)って聞いた事ありますよね?何かグローバルな感じで格好いい響きですよね!
外国人の方々がその国に「入国(上陸)する時の資格」であり、「滞在の資格である在留資格」とは別物です。
この文を書くにあたり、私が参考にした一覧はこちらです⬇️
http://www.visa-amitie-gyosei.com/14470564440211
さて、私達一般人にとっては、ビザはパスポートに捺されるスタンプ(証印)が1番身近なものだと思います。
ビザは8種類ありますが、私達一般人が使った事があるのは
「短期滞在査証(通称・観光ビザ)」
→空港で捺して貰える、あのオシャレなスタンプ
「通過査証(トランジットビザ)」
→空港の乗り換え(例:日本→香港、香港→イギリス)の時に捺される、やはりオシャレなあのスタンプ
程度だと思います。
一方「在留資格」は29種類(細かく言うともっと)ありますが、この2種のビザが受けられる「在留資格」は「短期滞在」という種類のみで、最長90日です。
因みに学生時代、夫は交換留学生として1年滞在で日本に来た訳ですが、この際は
・在留資格→「留学」
・査証→「一般査証(ビザ)」
となり、これをくっつけて皆さん「留学ビザ」と言う訳ですね!
私もそう言っていますし、しかも留学ビザという名前の物があると…その上、これ1つで全ての資格を満たせると思い込んでいました!←
それゆえ、念の為に何度も言いますが、ビザと在留資格は別物です。ビザは「入国(上陸)資格」、在留資格は「滞在の為の資格」です。
ただこの時は、友人と共に韓国の日本大使館で受け取り、携帯して日本に来たとの事です。
大学生当時、日本の入管へは行った事がないとの事でした。
〈夫のビザ〉
夫は「就業査証」というものを持っており、しかも結婚当時、更新したばかりなので有効な「在留期間」はまだまだ残っていました。
ですが結婚した事で
・査証(ビザ)
「就業査証」→「特定査証」
・在留資格
「技術・人文知識・国際業務」→「日本人の配偶者等」
へ、切り替える手続きに進む事が可能になりました!
別に「就業査証」のままでも、更新した在留カードのままでも日本に滞在してお仕事出来ます。
しかも「可能」になっただけで、手続きをするかどうかは本人次第です。お役所に婚姻届を出したら、後は国が自動的に切り替えてくれたら良いのですが、そうは行かないんですよね~…。
しかもしかも、夫のように大手企業に勤めている場合は「就業査証」や「在留カード」の申請は、全て会社がやってくれて(最初の1回目は人事の人が一緒に行ってくれて、一緒に手続きしたそうです)、後は本人が入管へ在留カードを受け取りに行くだけで良いのですが…。
結婚は仕事とは関係ないので、自力で手続きせねばならないのです。
受け取りに行くだけでも非常~~に面倒なのに、国際的な手続きって、更に面倒臭そう!!難しそう!!と思いませんか?
マイナンバーカードの申請すら非常に面倒でしたのに!
ですから夫も、最初はビザや在留資格の変更は
「ビザ(正確には在留資格)の期限が切れてからで…」
と言っていました。
ですが私も新婚さんで、しかもその面倒さを知らなかったので、
「結婚したんだから、在留資格を変えようよ!!
「日本人の配偶者等」だよ、「配偶者」!!
「 配 偶 者 」!!ε٩( *º∀º* )۶з←」
と、浮かれて譲りませんでしたとさ。
因みに我が家では査証も在留資格も、面倒なので、まとめて「ビザ」もしくは「在留ビザ」と呼んでいます。
「就業査証」&「"技術・人文知識・国際業務"という在留資格」の方も、面倒なのでまとめて「労働者ビザ」と呼んでいます。
(他の方々は「就労ビザ」と呼んでいるようですね)
同様に、この時取ろうとしていた「特定査証」&「"日本人の配偶者等"という在留資格」も、紛らわしいので「配偶者ビザ」もしくは「結婚ビザ」と呼んでいました。
面倒なので()…そして皆様も難しい言葉ばかりだと疲れるでしょうし、以降はこのように書かせて頂きますね!
〈夫の気持ち、夫の恐怖〉
ここで注目すべきが、夫の、ビザや入管への恐怖心です。
「労働者ビザ」だと
「会社に嫌われたら仕事を辞めさせられるし、そうしたら在留ビザを貰えなくなる…」
という恐怖を(何故か非常に強く)夫は持っており、過剰に日本のルールや法律に怯えていました。
まだ車を持っていなかった時、自転車に2人乗りしようと言った所
「道路交通法違反だから自転車の2人乗りはしない!行政や警察の指導すらビザに影響する!」
と、頑として嫌がられた事もあります。
私は2人乗りしたかったのに!←
又、社内でも社畜の毎日だった為、私は
「夫の心理的負担を楽にする為に…(っω<。)」
と…
でもまぁ本心では
「国際的にも夫の妻だと証明されたい…いや、してやる!!(°∀°*)ヒャッハー」
というお気楽な気持ちで「配偶者ビザ」に取り組みました。
〈夫自慢、入管の恐怖〉
少し夫の自慢をさせて下さいね()
夫は本当に努力家で真面目でして、しっかりした大学でトップクラスの成績を修めたので、4年間の学費が無償になった程です。
在学中も、韓国の負担で日本留学をタダでさせて貰えて、日本語教師の資格も取りました。
教育実習中も生徒に慕われ、人気者だったようです。
夫本人が日本を大好きな事も力となり(夫よ、有難う!)、日本語能力も検定1級で、TOEICで例えるなら990点満点です。
本当は帰国して日本人教師になる予定でしたが、留学中に私とフォーリンラヴしたので卒業後は日本の某ビジネス専門学校に入ってくれました。
そこの実態は就活の為のビジネスマナー学校です。
日本に就職したい海外の方々が「学生」の身分とビザを得られて、在学中は就活のサポートが受けられ、何より、こちらを出ると新卒扱いになるので海外の多くの方々に需要がありました。
これは韓国の補助も出ますが有償でした。(チッ)←
入学は2011年4月だったので東日本大震災の不況の最中でしたが、夫の懸命な奮闘の甲斐あり、東証一部上場の一応大手企業の正社員となりました。
私ですか?非正規雇用でブラックでした(^p^)
話は戻りますが(長い!)、夫は気が小さく慎重派なので一部理解もありますが、それほどの語学力や立場なら入管の審査など恐るに足りずではないかな?と私は思っていました。
入管に怯える方々って、犯罪に手を染めていたり、不法滞在や就労違反とか、或いは経済的なトラブルや莫大な借金とか…そういう、後ろめたい方々なのではないかな?と思っていました。
…しかし、時折流れる外国人の犯罪や不法労働による逮捕・強制送還のニュース…
そこには一概に外国人側だけが悪いのではなく、最近問題になっている就労先や入管に言い掛かりを付けられて、金銭や人権…健康や生命まで脅かされる方々もいる裏側の実態…
そして、既に夫は度々訪れ…今回私が初めて目にした入管の生の現場…そこでやっと、夫の恐怖を理解するのでした…
でも自分が体験した範囲での入管の面倒臭さに関しては、最近まで忘れていましたごめんなさい←←
to be continued...
どうも有難うございますm(_ _*)m