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社会人として失格

今日たまたま読んだニュースのコメントにあった言葉。

「社会人として失格です」
この言葉を見た途端、目の前が真っ暗になりました。

ニュース記事

今日読んだニュース記事はこんな内容でした。

“スポーツ選手が遅刻してしまった”と。

そこで普段あまり読んだことがなかったコメント欄を見てみると、「遅刻は社会人として失格」という言葉をたくさん見ました。

その時に、自分のことではないにも関わらず、目の前が真っ暗になってしまったのです。

真っ暗

自分も遅刻をするから真っ暗になってしまったのか、というと実はそんなことはなく、むしろ遅刻はしない方です。
外で働いていた時も1度もしたことがなかったので、その部分で真っ暗になったわけではないと思うのですが……。

いくつか思い浮かべたうちのひとつは、どうしても時間通りに集まることができないと話すADHD(正しくはADD)の友達の存在。

彼女も遅刻をしてきたら、相手に「社会人失格」などと面と向かって言われているのだろうかと考えると、つらくなった。(実際にそういったことを言われていると聞いたことがある)

もうひとつは、私自身が社会人失格のような人間なので、自分に直接言われたような気がしたから。
人に言えるくらい社会人として、きちんとした生活を送れている人がそれだけ沢山いるのだということを思い知らされたからということも考えられます。

あとは最近、時間通りに行動することに意味を見出せなくなりつつあることなども関係しているかもしれません。

このあたりが理由なのかなと。

ただ、ネット上では色々なことを書いていても、面と向かうと何も言えないような人もいるわけで、今回私が自分のことのようにして落ち込むのもおかしな話です。

社会人失格というよりは、どちらかというと“人間失格”の方が当てはまると思っているので、年末年始あたりに、いまだにきちんと読んだことのない太宰治の「人間失格」を読んでみようと思います。





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