ディストピア小説のネタ出し。※作るかは不明。
思考実験。
もしも、人生の定年が65歳だったらどうなるだろうか。
現状の認識として
○高齢者の医療費の社会的な負担が大きくなり続けている。
○老齢年金制度に関して、現役世代が減る中で、高齢者が増えて負担割合が増している。
○少子高齢化により、高齢者でも労働力として勘案され定年が延長されるなどしている。
私の願望として、
○60歳までは頑張って働くから、老後はゆっくりさせてもらいたい。
○長生きはしたくないから65歳くらいで安楽死を選ばせて欲しい
などと考えている。
人生定年65歳を実行するにはどのような政策が必要か?
○65歳になった国民を安楽死させるための施設(ガス室みたいな?)の建設と運用、法整備
○国策としてやるのか、地方自治体がやるのか
⇒国策なら平等に受け入れることができそう。
⇒自治体ごとに人生定年が違うと、長生きしたい人はそういう自治体に移住することで、地域ごとの特色が生まれそう。それはそれで面白いかも。
施策のメリットを考える
○高齢者医療費など、高齢者福祉にかける予算が減らせる。
⇒その財源を別の政策に活かすことが可能。
○公的年金制度の廃止。
⇒親の年金に頼るニート的な生き方が困難に。ニートの社会進出が必要な社会になる?
○所謂タンス預金が市場に流通するのでは?
⇒死に金が動いて経済が活性化?
施策のデメリットを考える
○労働力の現象。
⇒ニートなどの埋もれている労働力を掘り起こす必要に迫られるのでは?
高齢者福祉に従事している人材が別分野の事業に流動。
○倫理的な問題。
⇒確実にハレーションが起こる。人道的見地から反対は必至。
起こりうる社会の反応を考える(空想する)
○政策案の段階で高齢者と若者の世代間で賛否が別れ、二極化が進む。
⇒小説的には若者が勝つ必要がある。
→政治に無関心な層も反応せざるを得ない特異なテーマで、新たな層を掘り起こした。
→高齢者のなかにも、厭世感をもっていたり、子や孫に迷惑をかけたくないなどで指示する層もあり。
○安楽死の方法として苦痛のなく、経済的にも安価なガス室が採用される
⇒大戦時のジェノサイドの再来との批判もあるが、若者層の反応は概ね好意的。
→定年を迎えた者の遺族に経済的な補償があるお悔やみ金みたいな。
○紆余曲折ありながらも受け入れられていく制度。
⇒最初期は死を受け入れられないものの暴動などもあるが、経済効果などで成果が出るごとに世論が受け入れていく雰囲気の醸成。
○制度が当たり前に存在する世界
⇒60歳まで、老後の楽しみを夢見て懸命に働く現役世代。65歳までの余生を思い切り満喫する○○世代。
→そのなかでも、親の死を受け入れられない子のエピソードや、淡々と死を迎える親のエピソードなど様々なドラマを描く。
あらあらと考えたらこんな感じ。
もっと細かく考えていけば小説のネタにならないかな?
などと思ったので頭のなかを書き出して見える化してみた。
あとでまた読んで考えてみたい。